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内容説明
豊臣秀吉は16世紀に活躍した武将です。貧しい家に生まれますが、織田信長に仕えたことで転機がやってきます。機転が利く戦上手で頭角を現し信長に重用されました。信長が本能寺の変で倒れると、すぐさま主君の仇を撃ち、天下統一へと向かいます。関白となって豊臣を名乗り、天皇以上の勢力を誇った秀吉でしたが、晩年は家康の力を頼り、息子・秀頼の行く末を案じて死にます。やがて天下は徳川の世となっていくのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ris3901
6
火の鳥文庫(黄緑色のシリーズ)の新装版。今度は黒いシリーズに。あとがきによると、黄緑版をもとに、近年の研究に基づいて必要な改訂を行ったものだそう。2018/06/24
むら松
2
次男が冬休みに借りた本を返さなくてはいけないと言うので急いで読む。表紙のイラストの秀吉の目がキマってて怖い。実際秀吉は頭の回転が速すぎて、ずっと側にいるのは怖かったかもしれない。時機に恵まれ、色々なことを成し遂げることができたが、年を取ってその頭の回転が制御不能になり、迷惑極まりない存在になってしまったのは残念。溺愛していた秀頼も実は誰の子か分かったもんじゃないと思うと一層哀れ。そんななか北野大茶湯や醍醐の花見は、人を喜ばせるのが好きな秀吉の陽性が最後まで残っていたのが見て取れて、好ましくもあり切ない…。2025/01/05
こけこ
2
若い時の考え方や行動はユニークで筋が通っていることも多いなって思った。晩年の独裁者としての暴走がなければなあ・・・。2022/01/07
ぷんこ
1
与えられた仕事は、たとえ小さなことでも責任を持ってやり遂げる。当たり前になってる仕事でも改善できることはする。その積み重ねで重く用いられ、遂には天下統一を果たす。お茶や和歌など、年取ってからでも勉強熱心。こういったところは是非見習いたい。ただ、晩年は傲慢さが増してきて、結果として後々豊臣が滅びてしまうことになる。不必要に欲張りすぎてはいけないし、傲慢になってはいけないという典型的な例である。2022/03/25
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