内容説明
フランスの高い出生率が注目を浴びている。でも、フランスで子どもを産み育てやすいのは、日本で報道されるような手厚い家族支援だけが理由ではない。育児も家事もする男性、子どもの自立を重視し、過度の母子べったりをきらう子育て観、女性の自己実現を当然と考える社会、そして、女性も男性も「仕事も子どもも」を実現できるゆとりの働き方―。現地で出産・子育てを経験した著者が、本当の「産める理由」をここに紹介する。
目次
序 フランスの出生率はなぜ高いのか
第1章 働くママの24時間
第2章 カップルが変わった
第3章 ゆとり労働と家族政策
第4章 自立を重んじる子育て
第5章 フランス社会の母親観
第6章 彼女たちの生き方
第7章 女性と仕事―2人の識者に聞く
第8章 「フランス流」のジレンマ
第9章 日本社会の現状
付録 インタビュー調査でみるフランスのママたち
著者等紹介
牧陽子[マキヨウコ]
1994年、東京外国語大学卒業後、NHKに入局、国際局ディレクター。NHKを退職後、パリに留学し、パリ第一大学修士(政治学)を取得。留学中だった1998~99年、NHKラジオフランス語講座テキストにエッセイを連載。その後、東京大学大学院修士(国際政治)を取得後、朝日新聞社に入社、記者。2005年にパリで、2006年末に東京でそれぞれ男の子を出産。産休・育休の間、当時フランスに赴任していた夫のもとで生活し、現地で出産と子育てを経験する。2007年、朝日新聞社に復職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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