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出版社内容情報
哲学思想のみならず政治、社会、経済など現代社会のあらゆる領域に根源的な影響を及ぼした思想家、ジャック・デリダ。その思想の可能性を、世界で考えられる限り最良の思想家たちが縦横無尽に論じた05年5月ロンドン大学での連続講演記録。デリダ思想研究はもとより入門書としても必読。全世界に先駆けて日本で先行出版。
デリダの追悼文 C・ドゥージナス
1 最小限差異
ジャック・デリダへのオマージュ A・バディウ
差延への回帰の請願(マイナーな「自分の家のために」をともなって) S・ジジェク
2 単独的普遍性
民主主義は何かを意味するのか J・ランシエール
〈普遍的なもの〉の構築と脱構築――ジャック・デリダの感覚的確信 E・バリバール
マッド・デリダ――思考と狂気の事実そのものから J-L・ナンシー
3 他なるもの
ジャック・デリダへの謝辞に向けたノート G・C・スピヴァク
デリダ――未来の贈り物 D・コーネル
レイト・デリダ J・ヒリス・ミラー
監訳者あとがき デリダの幽霊奇譚
内容説明
未来の“歓待”のために。その思想本来の政治性・闘争性を回復させ、新たな可能性を汲みあげる―世界で考えられる限り最良の思想家たちによる決定的デリダ論。
目次
デリダの追悼文
1 最小限差異(ジャック・デリダへのオマージュ;差延への回帰の請願(マイナーな「自分の家のために」をともなって))
2 単独的普遍性(民主主義は何かを意味するのか;“普遍的なもの”の構築と脱構築―ジャック・デリダの感覚的確信;マッド・デリダ―思考と狂気の事実そのものから)
3 他なるもの(ジャック・デリダへの謝辞に向けたノート;デリダ―未来の贈り物;レイト・デリダ)
著者等紹介
ドゥージナス,コスタス[ドゥージナス,コスタス][Douzinas,Costas]
ロンドン大学バークベック・カレッジ人文科学部長。法学博士。批判法学協議会の設立メンバー、Law and Critique:The International誌編集主幹
藤本一勇[フジモトカズイサ]
早稲田大学文学学術院助教授。フランス哲学専攻。1966年生まれ。社会科学高等研究院(EHESS)でジャック・デリダに師事
澤里岳史[サワサトタケシ]
早稲田大学文学学術院講師。哲学専攻。1968年生まれ
茂野玲[シゲノレイ]
University of Business and Technology(コソヴォ・プリシュティナ)講師。政治思想史・政治理論専攻。1973年生まれ。エセックス大学政治学部講師などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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