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出版社内容情報
英国盲人協会が行った、視覚障害児自身の証言による初めての実態把握プロジェクトの概要報告書。調査結果から明らかになった視覚障害児にとっての様々な障壁をどう取り除いていくかを、インクルーシブ教育、余暇活動、福祉制度等における課題から探る。
本書について
要約
はじめに
主な知見
視覚障害児
教育
社会的活動、および余暇活動
外出と移動
周囲の人々の理解と態度
健康と福祉
行動のための議論
RNIBの勧告
1. 周囲の人々の啓発
2. 教育
教育における平等/インクルーシブ教育/情報アクセス
3. 社会的活動と余暇活動
4. 外出
5. 健康と福祉
結論
第1章 現状認識
1. 1 先行研究による知見
1. 2 調査方法
1. 3 政策の背景
1. 3. 1 子どもの権利
1. 3. 2 障害に関する展望
1. 3. 3 インクルージョン
1. 3. 4 障害者差別禁止法
1. 3. 5 幼年期と保育
1. 3. 6 教育
1. 3. 7 生涯学習
1. 3. 8 健康と福祉
1. 3. 9 交通
第2章 周りの人々の理解と態度
2. 1 専門家の意識
2. 2 社会の意識
2. 3 同年代の仲間の意識
2. 4 あざけりといじめ
2. 5 自己イメージ
第3章 教育における支援
3. 1 重複障害児
3. 1. 1 学校の種別
3. 1. 2 学校選択とニーズの評br> 4. 4. 1 専門家による歩行指導
第5章 健康と福祉
5. 1 見え方の段階
5. 2 医学的症状と他の障害
5. 3 医療・社会福祉サービスの利用
5. 4 休息とレスパイト
5. 5 組織や機関の相互の連携
5. 6 支援機器
5. 7 福祉手当
第6章 調査のまとめと展望
6. 1 視覚障害児の可能性と能力に対する認識を深めること
6. 2 視覚障害児や親たちの発言権がもっと認められること
6. 3 インクルーシブ教育のための支援とリソースを増加させること
6. 4 通常施設や活動へアクセスしやすくすること
6. 5 同じような障害をもつ視覚障害児たちが集まり、活動できる機会を増やすこと
6. 6 親や家族への適切かつタイムリーな支援がなされること
6. 7 視覚障害児やその家族のために活動している各機関の連携体制をよりいっそう充実させること
6. 8 視覚障害青年やその支援者の組織化をすること
解説
1. はじめに
2. イギリスの教育制度
(1)学校教育の段階と試験/(2)地方教育行政組織
3. 特別支援教育(SEN)の枠組み
(1)ウォーノック報告からの法整備/(2の連絡先
"本書について
イギリスでは、すでに1980年代から、特別支援教育において、先進的な取り組みが行われてきており、多くの視覚障害児が通常学校で学習している。
英国盲人協会(Royal National Institute of the Blind、以下RNIB)は、イギリスの中の、1000人を超える視覚障害児やその両親を対象にして、視覚障害児の教育と社会生活に関する最大の実態調査である「シェーピング・ザ・フューチャー(Shaping the future)プロジェクト」を実施した。本書はこの調査に基づいて、出版された6冊の報告書の第1冊目であり、他の5冊の内容を要約してまとめたものである。第2冊目から第6冊目のタイトルは、それぞれ以下のとおりである。
2. 研究方法と調査対象者
3. 視覚障害教育の実態(5歳~16歳)
4. 視覚障害教育の実態(16歳~25歳)
5. 視覚障害児・青年の社会生活と余暇活動(5歳~25歳)
6. 視覚障害児・青年の健康と福祉(5歳~25歳)
なお、日本語版の発行にあたって、イギリスの視覚障害児教育制度の枠組みや用語の解説を付した。
英語で書かれた1冊目から6冊目のすべての原本は、視覚障害者の利用に配慮し、点字"
目次
要約
第1章 現状認識
第2章 周りの人々の理解と態度
第3章 教育における支援
第4章 社会生活、余暇、移動
第5章 健康と福祉
第6章 調査のまとめと展望
解説
著者等紹介
鳥山由子[トリヤマヨシコ]
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授。約30年間、盲学校教諭として、視覚障害児の理科教育に従事した。筑波大学附属盲学校に在職していた1980年代から、イギリスのウースター盲学校との間で、盲生徒に対する化学実験指導、盲人の大学化学科への進学等について情報交換と実践交流を続けてきた。1998年から大学教員として、視覚障害教育における教科の指導の専門性をテーマに、研究と学生の指導に当たっている
青松利明[アオマツトシアキ]
筑波大学附属盲学校教諭。2003年4月から2年間、現職教員として筑波大学大学院教育研究科で学び、イギリスにおける視覚障害児の特別支援教育について修士論文をまとめた。クロスカントリースキーを通じて、視覚障害者と晴眼者の相互理解をめざす「スキー・フォー・ライト・ジャパン」の創立、ボウリングのアジア・世界大会の企画・運営のほか、若い盲人の代表として国際的な活動をしている
山田慶子[ヤマダケイコ]
津田塾大学大学院、筑波大学大学院教育研究科を経て、筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科に入学、障害児教育を研究した
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