出版社内容情報
血がつながっていてもばらばらになる家族もあれば、血はつながっていなくても、長い年月をかけてゆっくりとそしてしっかりと「ほんとうのかぞく」になっていく人びともいる。虐待など困難な状況を生きる子どもたちの里親、養子縁組問題を考える格好の絵本。
あとがき
家庭養護促進協会の研修会であさみちゃん(仮名)のお話を聴き、大変、感銘を受けこの絵本を作りました。そして、2002年ひょうご芸術文化センター主催の「第20回手づくりの絵本展」において優秀賞をいただき、たくさんの方の支援により2003年(株)かんぽうから予約注文出版することができました。ちょうど出版が実現した年に、私たち夫婦は児童養護施設神戸少年の町の分園型ファミリーグループホームをスタートしました。私にとってあさみちゃん家族との出会い、この絵本づくりがこのホームに取り組む大きなしるべとなったように感じます。
大きな責任と不安を胸にスタートした野口ホーム。今、下は幼稚園児、上は中学2年生の計5名の子どもたちと生活しています。スタート当初、泣きながら抱っこをして幼稚園に通っていた子が一人で小学校に喜んで登校できるようになったり、一人で留守番できなかった子が、一人で食事も作って留守番できるようになったり・・。その当初の“不安”は確実に子どもたちの成長を実感することで“喜び”へと変化し、絆を強め、今も私を奮い立たせてくれています。
前回の出版の後、たくさんの方々から反響をいただきました。この本でみこ
内容説明
血がつながっていてもばらばらになる家族もあれば、血はつながっていなくても、長い年月をかけてゆっくりとそしてしっかりと「ほんとうのかぞく」になっていく人びともいる。虐待など困難な状況を生きる子どもたちの社会的養護としての里親や養子縁組問題を考える絵本。
著者等紹介
のぐちふみこ[ノグチフミコ]
1964年兵庫県宍粟市に生まれる。1984年神戸常磐短期大学幼児教育科卒業後、児童養護施設神戸少年の町で保育士として16年間勤める。2003年神戸少年の町のファミリーグループホーム「野口ホーム」を夫で指導員の啓示さんと共に取り組み、現在に至る。1990年度「全国コンクール手づくりの絵本展」入選。2002年度「全国コンクール手づくりの絵本展」優秀賞
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感想・レビュー
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なま