女性技術者と男女共同参画社会―イキイキ働きキャリアアップしよう

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女性技術者と男女共同参画社会―イキイキ働きキャリアアップしよう

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750319360
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0036

出版社内容情報

初の大学院出の女性技術者として中堅メーカーに就職した著者が、男性中心の職場でぶつかった様々な問題をどう考え、それにどう対応していったか。ユニークなストレス解消法などのエピソードをまじえて語られるいきいきキャリアアップのすすめ。

まえがき
プロローグ あと二〇年遅く生まれていたら
1 出発 意識させられる「女性」
第1話 同じ土俵に立ちたい
第2話 初物社員、会社の不安・私の不安
第3話 そろりそろり反撃
第4話 増える大学卒女性社員
第5話 華麗なる?ファッションショー
第6話 “珍しさ”が生んだ学会こぼれ話
第7話 仕事で海外へ
第8話 正体不明“あんた”
2 模索 自らの責任で研究を
第9話 大企業の芝生が青い
第10話 私にも彼にも責任はないのに……
第11話 研究テーマについての悩み
第12話 父親のようなズバズバ顧問
第13話 限りなくゼロ近くからの研究出発
第14話 進化する“手作り微粒子作製装置”
第15話 “光感度”のための楽天的決心
第16話 化学系以外のメンバーが欲しい
第17話 この際、開き直って学会発表しよう
3 希望 強気と弱気の綱引き
第18話 反抗する後輩
第19話 頼りなさ満杯特選怒り鎮静法
第20話 信じていたのに……
第21話 またもやのちょっかい
第22話 再び二人
第23話 やれる!
第24話 一転注目の的
第25話 夢追い人捜し
第れた刺激
第47話 思いがけなく“招待”委員に
第48話 後ればせながら、初挑戦!
第49話 プレッシャーへの防御反応?
第50話 同類の友を捜したい
第51話 どんどん昇級させよう
6 転機 時代の風
第52話 何かおかしい……
第53話 これがまかり通れば、組織はなし
第54話 研究中断命令
第55話 自分の手で白黒付けるのもすっきりするかも
第56話 将来売るものがなくなるのでは
第57話 疑問符の面接
第58話 組織変更は何のため?
第59話 私は一従業員に過ぎないのだ
第60話 次を目指そう
エピローグ 社会は変わったか

 私は、大学受験時に工学部全受験生二〇〇〇人のうち、女性はたったの一〇人であった世代である。男女共同参画に関連して、応用物理学会が学会員に対して実施したアンケート結果(二〇〇二年三月報告)で、「五〇代前半の女性は気の毒な世代、最悪の世代」と報告された世代である(調査分析が可能であった対象中)。

 ちなみにその他の世代に関しては、「四〇代後半もひどいけれど、まだ少しは救われるかというところ。やっと何とかというのは、四〇代前半まで」ということであった。「私は最悪の世代か……。しかし、それで片づけられたんではなあ……」という思いと、「理工系女性の働く現状について、統計的な調査や分析報告はあるのだろうが、具体的な状況はよく知られていないのではないか?私もほかの人のことは知らないし……。今の恵まれているという世代は、私がぶつかったようなことにはぶつからなくてすんでいるんだろうか?」という思いがわいた。

 企業が女性研究者・技術者を採用することなどほとんど考えもしなかった一九七九年、工学博士の学位を得た私は大阪の複写機メーカー(中小企業)に就職した。大学であれ、企業であれ、「正規の立場で、男性と同じ土俵で働きが経験するであろうものもあった。しかし、たまたま私が女性研究者・技術者であったがゆえに遭遇したのかもしれないものもあった。
 楽しいことも、戸惑わせるような、考えさせられるような、複雑な気持ちにさせられたこともあった。怒りを感じたこともあった。そんないろんな場面で、何を感じ、何を考え、どう対応したのか? その時、相手はどのような対応をしたのか? それぞれの場面の相手は、ほとんどの場合男性であった。社内の同輩、後輩、先輩、上司、そして社外の同年配、年上などなど。そのような種々の立場の相手と私との間に起こった出来事をここに書いた。(後略)

目次

1 出発―意識させられる「女性」
2 模索―自らの責任で研究を
3 希望―強気と弱気の綱引き
4 発展―力の結集
5 前進―少し跳んでみる
6 転機―時代の風

著者等紹介

佐野夕美子[サノユミコ]
1949年生まれ。1979年、大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻博士課程修了。有機光導電体の光物理過程に関する基礎研究を行う。工学博士。1979年4月、三田工業株式会社(現、京セラミタ株式会社)入社。主に、光導電性微粒子やトナー粒子を利用した、新しい画像形成方法の研究開発に従事。1997年8月、同、退社。1998年5月、株式会社関西新技術研究所入社。種々の受託研究に従事。2002年1月、同、退社。現在(1998年4月~)、大阪工業大学工学部応用化学科非常勤講師
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