出版社内容情報
薬害問題や医療過誤による事故はなぜ起こるのか。本書は「患者の権利」をキーワードに、カルテ開示やインフォームド・コンセントなど45のQ&Aで現代医療の問題点を医療関係者、患者団体職員、弁護士、研究者など多彩な執筆人が浮き彫りにする。
序
1章 患者の権利とは何ですか?
Q1-1 「患者の権利」と「患者の人権」には何か違いがありますか?
Q1-2 「患者の権利」は病気になった時、医療機関に対してだけ行使できるものですか?
Q1-3 「患者の権利」と「生命倫理」はどのような関係にありますか?
Q1-4 WHOの「患者の権利促進宣言」とはどのようなものですか?
Q1-5 治療に関する「自己決定権」とは何ですか? ほか
2章 医療情報にアクセスするには?
Q2-1 「カルテ開示制度」について知りたいのですが?
Q2-2 カルテには専門用語が多いので、患者が見てもわからないという人もいますが、本当ですか?
Q2-3 カルテの「電子化」により、アクセス権は前進するのですか?
Q2-4 レセプト開示請求はどうすればできますか?
Q2-5 患者には「知る権利」だけでなく「知らされない権利」もあるのですか? ほか
3章 インフォームド・コンセント
Q3-1 「インフォームド・コンセント」とは何ですか?
Q3-2 「セカンド・オピニオン」とは何ですか?
Q3-3 重い病気や高齢のため「自己決定」できない場合は誰が決めるのですか?
Q5-5 「医師賠償責任保険」の仕組みはどのようになっていますか? ほか
6章 紛争解決と被害救済のシステム
Q6-1 患者には「安全な医療を受ける権利」がありますか?
Q6-2 医薬品使用に伴う事故を防止するために、注意すべき点は何ですか?
Q6-3 「人は誰でもミスをする」とすれば、医療事故は防げないのでしょうか?
Q6-4 チーム医療を進めていくうえで、どのような事故防止対策が必要ですか?
Q6-5 裁判外「苦情手続」とはどのようなものですか? ほか
補章 医師等に苦情をいうと機嫌を損ねるのではないかと心配ですが?
1 内科医師 角銅しおり/2 小児科医師 久能恒子/
3 精神科医師 出田哲也/4 精神科医師 田原孝/
5 精神科医師 中村興睿/6 外科医師 佐藤莞治/
7 外科(血液透析)医師 松嶋哲哉
資料編
あとがき
目次
1章 患者の権利とは何ですか?
2章 医療情報にアクセスするには?
3章 インフォームド・コンセント
4章 医療保障と患者の人権
5章 医療事故防止と患者の権利
6章 紛争解決と被害救済のシステム
補章 医師等に苦情をいうと機嫌を損ねるのではないかと心配ですが?
資料編