出版社内容情報
性に関する自己決定を現代の高校生はどう捉えているのか。就業意識や男女交際、親子関係、トランスジェンダーなどについて、国際比較も交えて、日本の若者のジェンダー、セックス観を描き出す。
まえがき
第1章 高校生のジェンダー意識についての国際比較 須藤廣
1 はじめに
2 ジェンダー意識の比較
3 男女の平等
4 性役割の強制(期待)
5 家事参加
6 男女交際
7 女性観
8 「男女平等」に関する教育経験
9 アスピレーションおよび競争観の男女比
10 まとめ
第2章 高校生の就業意識とジェンダー 窪田由紀
はじめに
1 いま、男と女は平等か?
2 女性と職業
3 高校生の就業意識
4 真の自己決定に向けて
おわりに
第3章 高校生のジェンダーとセクシュアリティの現状 劔陽子
1 思春期のリプロダクティブ・ヘルスの危機
2 リプロダクティブ・ヘルスに対する考え方――日本の特異性
3 高校生の性行動の現状――セックスのリスク認識
4 高校生の性行動とジェンダーバイアス
5 コンドームを使わない高校生たち――どうして使わないのか
6 性教育・性情報のジェンダーバイアス――女性に偏る性教育・性情報
7 思春期のリプロダクティブ・ヘルスを守るために
第4章 産婦人科医から見た思春期のセクシュアリティ 池田信子
はじめに
1 当院における
目次
第1章 高校生のジェンダー意識についての国際比較
第2章 高校生の就職意職とジェンダー
第3章 高校生のジェンダーとセクシュアリティの現状
第4章 産婦人科医から見た思春期のセクシュアリティ
第5章 トランスジェンダーの社会学
グループ討議 高校生と語るジェンダーとセクシュアリティ―さまざまな“性”と“生”を自ら選びとるために