出版社内容情報
少子高齢社会の到来が言われて久しいが,どのような過程をたどって高齢化が進んできたのだろうか。世相・社会制度等の分析を通して,21世紀に広がる高齢社会の新しい姿を模索する。
プロローグ 1950年代・60年代の高齢者―家族と医療が支えた高齢期
第1章 1970年代―変貌する家族・医療
第2章 1980年代―大衆化する年金・療養生活
第3章 1990年代―拡大する高齢者の世界
エピローグ 21世紀・高齢期の安心を求めて
内容説明
高齢者の現代史を描く試み。本書は高齢者世代を全体としてつかまえてみたい、と考えている人々にとって、制度設計者とは異なった、在野からのもうひとつの高齢者現代史を提供している。
目次
プロローグ 1950年代・60年代の高齢者―家族と医療が支えた高齢期
第1章 1970年代―変貌する家族・医療(「高齢化社会」スタート;揺らぐ大家族の支え;ひろがる老人病院)
第2章 1980年代―大衆化する年金・療養生活(年金生活者の光と影;医療からこぼれる長期療養;介護分野の形成へ)
第3章 1990年代―拡大する高齢者の世界(子世代からの自立へ;介護制度への助走;高齢者医療の現状)
エピローグ 21世紀・高齢期の安心を求めて(キーワードは自己実現―生きがい活動の展開;シルバービジネスの世界―ひろがるビジネス・チャンス;介護・医療制度の確立;新しい高齢者像)
著者等紹介
河畠修[カワバタオサム]
愛知みずほ大学教授を経て、現在、浦和短期大学教授。日本福祉文化学会副会長。1960年東京大学文学部卒業。元日本放送協会(NHK)チーフディレクター(福祉番組担当)
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