出版社内容情報
古代中国で天子の直轄領を表す言葉であった「九州」がなぜ日本の九州島の呼び名となっているのか。王維が阿倍仲麻呂の送別の宴で贈った詩や中国史書を足がかりに,九州王朝の存在を明らかにしていく。
はじめに[高田かつ子]
九州の成立―『旧唐書』 歴史は志にて知るべきものなり[古田武彦]
「九州」の発見―王維の認識 唐詩の同時代史料性について[福永晋三]
九州の探求[古田武彦]
九州の論理―朝夕の竹林に王維の詩を玩味しつつ[古田武彦]
日中関連史の新史料批判―王維と李白[古田武彦]
九州を論ず―国内史料に見える「九州」の変遷[古賀達也]
続・九州を論ず―国内史料に見える「九州」の分国[古賀達也]
付論 於佐伽那流 愛瀰詩―九州王朝勃興の蔭[福永晋三]
九州の大道―あとがきに代えて[古田武彦]
◎史料 『隋書』たい国伝「参考」《煬帝紀,流求国伝》/『旧唐書』倭国伝日本国伝「参考」《百済国伝》/『新唐書』日本伝「参考」《百済伝》
目次
九州の成立―『旧唐書』歴史は志にて知るべきものなり
「九州」の発見―王維の認識・唐詩の同時代史料性について
九州の探求
九州の論理―朝夕の竹林に王維の詩を玩味しつつ
日中関連史の新史料批判―王維と李白
九州を論ず―国内史料に見える「九州」の変遷
続・九州を論ず―国内史料に見える「九州」の分国
付論 於佐伽那流愛瀰詩―九州王朝勃興の蔭
九州の大道―あとがきに代えて
著者等紹介
福永晋三[フクナガシンゾウ]
1952年福岡県生まれ(本籍は鹿児島県)。1971年福岡県立鞍手高校卒業。1975年国学院大学文学部文学科(漢文学専攻)卒業。1978年東京都立府中高校教諭となる。現在東京都立昭和高校教諭。国学院大学中国学会会員。「多元的古代」研究会・関東、幹事、古田武彦と古代史を研究する会会員
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