出版社内容情報
日本語・韓国語に堪能な中国人の著者が,自らの体験とフィールドワークを通して比較する。漢字・儒教文化を共有しながらも優越感・劣等感を持ち合う三国の人々に対して真の理解を促すための恰好の書。
序 章 原理と現象
第1部 日・韓・中三国文化の同質性
第1章 東洋思想
第2章 漢字文化圏
第2部 日・韓・中三国文化の異質性
第1章 風土
第2章 日常レベルにおける生活様式
第3章 非日常レベルの祝祭
第4章 言語
第5章 国民性の対比(まとめ)
内容説明
日・韓・中三国は漢字文化と儒教文化とを共有しながらも、三国文化間にはいろいろな違いも見られる。本書はその三国文化の同質性と異質性とを究明することを目的としている。そして、三国の文化と国民性の共通点と相違点とを究明する。
目次
第1部 日・韓・中三国文化の同質性(東洋思想;漢字文化圏)
第2部 日・韓・中三国文化の異質性(風土;日常レベルにおける生活様式;非日常レベルの祝祭;言語;国民性の対比(まとめ))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
samandabadra
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2006年に著者からいただく。モンゴル関係の会議であったのでモンゴル系の方かと思ったが、包頭出身の漢族の模様。 こういう題名のものだと 本質論になるので読むべきか迷っているうちに 随分時間がたってしまった。でどうだったかというと 確かに本質論になっているところが散見され 日本、韓国、中国に生活したことがある経験から 個人的な経験に還元して論を進めるところもあり 本当にそうかと思うところもあった。とまれ、それぞれの文化に限定して比較し その特徴を表わすという作業には全般的に 成功しているように思える。 2009/03/04