出版社内容情報
理論と陶芸という二つの異質な世界を媒介する,一種の社会理論家として,柳宗悦をみること。そうした問題意識から,オリエンタリズムに抗する美的社会批判の実践家としての柳の業績を跡付けた労作。
序 章 民藝はオリエンタリズムか
第1章 実践的意識から見たオリエンタリズム―ギデンズ的視点によるサイード著『オリエンタリズム』の再構成
第2章 民藝まで―若き柳宗悦の思想遍歴
第3章 柳宗悦の民藝理論と「実践的意識」―日本的オリエンタリズム批判として読む
第4章 民藝と民具のあいだ―有賀喜左衛門にとって柳宗悦とは何だったのか
第5章 方法としての幻視・柳宗悦の沖縄―『民藝叢書』がえがく社会イメージ
第6章 試金石としての「満洲」―民藝運動の社会認識の臨界点
第7章 桃山中心主義に抗して―日本的美イメージをめぐる柳宗悦の闘争
終 章 柳宗悦は批判に耐えうるか
目次
序章 民芸はオリエンタリズムか
第1章 実践的意識から見たオリエンタリズム―ギデンズ的視点によるサイード著『オリエンタリズム』の再構成
第2章 民芸まで―若き柳宗悦の思想遍歴
第3章 柳宗悦の民芸理論と「実践的意識」―日本的オリエンタリズム批判として読む
第4章 民芸と民具のあいだ―有賀喜左衛門にとって柳宗悦とは何だったのか
第5章 方法としての幻視・柳宗悦の沖縄―『民芸叢書』がえがく社会イメージ
第6章 試金石としての「満洲」―民芸運動の社会認識の臨界点
第7章 桃山中心主義に抗して―日本的美イメージをめぐる柳宗悦の闘争
終章 柳宗悦は批判に耐えうるか