出版社内容情報
人間解放の思想の原点としての親鸞の教え。習俗化し,本来の意義を失った仏教をこえて,『歎異抄』をはじめとした原典を忠実に読みこむことにより,その思想の革新性を現代に生かす,新しい人権論。
序 章 私と仏教との出会い
第一章 解放思想の源流としての親鸞
第二章 人間が「人間」になるとき
目次
序章 私と仏教との出会い
第1章 解放思想の源流としての親鸞(解放思想の源流とは;「世間」からの脱出;僧に非ず、俗に非ず ほか)
第2章 人間が「人間」になるとき(人間の本性と教育;「形而上学的人間把握」の克服;人間主体の回復の問題)