出版社内容情報
最も豊かな国の最も豊かな都市で,極限の貧困生活を強いられる子どもたち。南ブロンクスに生きる子どもたちへのインタビュー,会話の集積の中から描き出す,集中する貧困,隔離,閉塞の現実。
第一章 南ブロンクス,夏
第二章 閉ざされた生活
第三章 絶望の中のクリスマス
第四章 だれが子どもを殺すのか
第五章 ゲットーの学校,ゲットーの病院
第六章 イエスは泣かれた
内容説明
本書(ペーパーバック版)は前に出したハードカバー版を若干修正したものである。例として引用した事実関係をより新しいものに置き換えたり、前版出版後、登場人物と交わした会話から解釈の変更を思いついて、その部分を書き直したりした。前版の最終校正で修正を行ったが製本過程の都合で実現されなかったものを、本書で改めて書き直した部分もある。前版同様本書でも、仮名の使用や登場人物の身元をぼかす配慮を行った。インタービューや会話を行った場所の名を変えたり、事件や事件に関して話し合った時期を事実どおりにはしていない。
目次
第1章 南ブロンクス、夏
第2章 閉ざされた生活
第3章 絶望の中のクリスマス
第4章 だれが子どもを殺すのか
第5章 ゲットーの学校、ゲットーの病院
第6章 イエスは泣かれた―アメイジング・グレイス
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- 和書
- 自然の造形と社会の秩序