出版社内容情報
増加する外国人労働者,非定住外国人への医療保障,外国人女性や子どもの人権……。来日外国人を取り巻く現状を具体的数値データで分析し,日本社会の「国際化」の内実を問う白書。
1 総論
日本における外国人の人権保障とその系譜[田中宏]/外国人の人権と自由人権協会(JCLU)の活動[江橋崇]/外国人の法的地位[由井直之]
2 各論
労働○外国人労働者をめぐる動き―この十年を振り返って[旗手明]/国籍(帰化)○国籍法・帰化行政について[田中宏]/難民○難民認定へのはるかなる道のり[阿部浩己]/在留○在留権確立に向けて[毛受久]/入管手続○外国人退去強制手続の改善に向けて[鬼束忠則]/女性○外国人女性のための緊急避難施設より[福島由利子],外国人の女性をとりまく状況[秦雅子,田中宏]
3 特別寄稿
人権差別撤廃条約と外国人の人権・反差別の課題―関西からの報告
4 資料
外国人の人権について考えるためのブックガイド[自由人権協会]/関連団体リスト[自由人権協会]/戦後の外国人労働者関連年表[小山かおる]
内容説明
本書は、外国人の人権という現代日本の抱える深刻な差別問題を扱っている。
目次
1 総論(日本における外国人の人権保障とその系譜;外国人の人権と自由人権協会(JCLU)の活動
外国人の法的地位)
2 各論(労働;国籍―帰化 ほか)
3 特別寄稿(人権差別撤廃条約と外国人の人権・反差別の課題―関西からの報告)
4 資料(外国人の人権について考えるためのブックガイド;関連団体リスト;戦後の外国人労働者関連年表)