出版社内容情報
西欧的フェミニズムの中で発見されたジェンダー概念。オリエント,ロシア,アフリカ,アジアなど異なる文化・制度下の女性のあり方をその視点で読みとき,同時にジェンダー概念そのものも相対化する。
まえがき[関啓子,木本喜美子]
第1部 なぜ「ジェンダーから世界を読む」のか
第一章 グローバルなジェンダー・アプローチ
――ジェンダーという視角の可能性[木本喜美子]
第2部 ジェンダー視角の展開
第二章 ジェンダーとオリエンタリズム
――西欧の眼,オリエンタリズムの罠[内藤正典]
第三章 ジェンダーと社会主義
――ロシアにおけるジェンダー関係史[関啓子]
第四章 ジェンダーと〈知〉
――〈知〉の陰画あるいはフランス中等公教育の曙[中野知律]
第五章 ジェンダーと災害
――バングラデシュのサイクロン対策[池田恵子]
第六章 ジェンダーと家計貢献
――現代タイ農村の実態から[江藤双恵]
第3部 アジア・アフリカの女性たちの現在
第七章 ケニアのスワヒリ女性[宇佐美久美子]
第八章 変わるベトナム,変わる女性[ブ・ティ ミン・チィ]
第九章 韓国社会の女性[文孝淑]
第十章 私が育った内モンゴル自治区の女性たち[マイリーサ]
目次
第1部 なぜ「ジェンダーから世界を読む」のか(グローバルなジェンダー・アプローチ)
第2部 ジェンダー視角の展開(ジェンダーとオリエンタリズム;ジェンダーと社会主義;ジェンダーと「知」;ジェンダーと災害―バングラデシュのサイクロン対策;ジェンダーと家計貢献―現代タイ農村の実態から)
第3部 アジア・アフリカの女性たちの現在(ケニアのスワヒリ女性;変わるベトナム、変わる女性;韓国社会の女性;私が育った内モンゴル自治区の女性たち)