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出版社内容情報
近世から現代に至る部落史! 本書は①差別の屈辱と悲惨だけを強調してきた従来の部落史の誤りを糺し、部落民衆が、差別に抗いつつ知恵と汗をしぼった労働と優しくしたたかな人間愛に満ちあふれた生きざまを追及した。本書は読み手の感性をゆさぶり、その生活と結合し、部落解放への連帯をもたらす筈である。②被差別部落の起源・身分制・差別の実態・部落の労働と生活・部落解放運動といった部落史の内容は、日本の歴史の流れに位置する。部落史の欠落した民衆の歴史は欺瞞である。本書は、支配と搾取と差別分断に抵抗しつつ生命と人権と平和を守り進めてきた民衆の歴史の根本を部落史を据えた。
1 高まる農民の生活
2 領主とたたかう農民たち
3 自由を求めた民衆
4 百姓の国をつくった一向一揆
5 武器をとりあげられた農民
6 島原の乱と鎖国
7 東アジア貿易の中心であった沖縄
8 北海道は,アイヌの人たちのもの
9 百姓は,死なぬように生きぬように
10 部落差別はつくられたもの
11 身分制度と被差別部落
12 大和川のつけかえと河内木綿
13 新大和川による被害
14 身分制度に対する部落民衆の抵こう
15 全国をゆるがす百姓一揆
16 農民こそ正義であった
17 したたかな農民のたたかい
18 家族の命を守りぬいた人たち
19 さまざまな仕事で生活をささえた
20 したたかに生きた,やさしき人たち
21 天下の台所で打ちこわし
22 差別反対のたたかい
23 身分制度からの解放
24 自由民権運動を高めた民衆の力
25 米騒動と高まる民衆の運動
26 人間に光あれ
27 地主の米倉は小作人のものだ
28 天皇あれば部落あり
29 天皇の軍隊と部落差別
30 差別裁判を打ちくだく
31 政治をくらしに生かすために
32 教育を受け