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出版社内容情報
人びとにとって世界を「自分事」にするために、ジャーナリズムはどのような役割を果たすことができるのか。
注目の取材方法OSINTを駆使した調査報道、遠い国で女性たちのために闘う医師の報道を通じて考えるマスメディアの役割、日本の難民・入管問題と外国人取材、ローカル・ジャーナリズム、自然災害報道、国による日本人遺骨の取り違えを暴くキャンペーン報道、特ダネとジャーナリズム、OSINTを駆使したウクライナ報道――ジャーナリストたちはどのような視点を持ち、プロセスを経て、報道に至ったのか。早大人気講座「ジャーナリズムの現在」の講義録、待望の最新版。
内容説明
世界を「自分事」にするために。ウクライナ戦争、人権侵害、コロナ禍、自然災害から過去の発掘まで。かくれた真実を引きずり出す!
目次
講義 ジャーナリズムの現在(OSINTを駆使したデジタル調査報道―テレビ報道の新たな可能性;世界の出来事をいかに「自分事」として報じるか―SNS時代のメディアの役割;日本の難民・入管問題と外国人取材―国際報道と国内報道が交錯する現場;ローカル・ジャーナリズムの紡ぎ方―エリアを越えて伝えたいこと;犠牲を無駄にしないために―連載「二〇二〇熊本豪雨 川と共に」が伝えた災禍の現場;遺骨は日本人ではなかった―国の“不都合な真実”をどう暴いたか;「特ダネ」とは何か―報道の問題意識を問う)
討論 ウクライナ報道を検証する(シンポジウム ウクライナ侵攻の情報戦から考える―偽情報・誤情報にジャーナリズムはどう立ち向かうのか;異なる「事実」にジャーナリズムはどう向き合うのか―OSINT調査報道とファクトチェック)
著者等紹介
瀬川至朗[セガワシロウ]
岡山市生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)卒。毎日新聞社でワシントン特派員、科学環境部長、編集局次長、論説委員などを歴任。現在、早稲田大学政治経済学術院教授。「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」選考委員、同記念講座コーディネーター、早稲田大学ジャーナリズム大学院(大学院政治学研究科ジャーナリズムコース)プログラム・マネージャー。ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)、報道実務家フォーラム各理事長。専門はジャーナリズム研究、科学技術社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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