出版社内容情報
社会主義における賃金決定の原則「労働に応じた分配」は、市場経済においてどのように継続しているのか。
中国の政労使、そして中国進出している日本企業にとって重要な賃金決定の仕組みを歴史・制度分析により明らかにする。
内容説明
社会主義の賃金決定原則「労働に応じた分配」が市場経済でどのように継続しているのか。中国の政労使、そして中国進出している日本企業にとって重要な賃金決定の仕組みを歴史・制度分析により明らかにする。
目次
問題の所在と前提事項の整理
第1編 中国労働法の賃金に対する基礎的考察(中国における計画経済期の賃金決定法政策の史的展開;社会主義市場経済体制における中国の賃金に関する理論的考察―中国労働法における賃金を捉える視点)
第2編 中国労働法における賃金決定関係法の個別分析(賃金管理制度の構造;最低賃金制度の構造;賃金団体交渉制度と労働協約制度の構造;第2編の総括)
本書の結語
著者等紹介
森下之博[モリシタユキヒロ]
1985年生まれ。2007年内閣府入府。2012年中国人民大学労働人事学院労働関係学科修士課程修了・経済学修士。2016年早稲田大学法学研究科博士課程修了・博士(法学)。内閣官房に出向中(参事官補佐)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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