内容説明
フランス近代哲学の形成に重要な役割を果したメーヌ・ド・ビラン。膨大な草稿をもとに、厳密な校訂を経て刊行する。
目次
人間の身体と精神の関係(コペンハーゲン論考一八一一年)
第1部 精神の現象や内的感覚の現象を説明しようとして、自然学上の学説や実験を濫用することについて、またその無効性について。さまざまな説明体系の分析。(自然学的ないし生理学的な説明方法ついて。;生理学の諸体系について、また、それらを用いて内的感覚の現象を説明することについて。;象徴的説明について。)
当論考第一部の結論と第二部への序論
第2部 生理学と心理学という二つの観点から見た感覚的な現象系列について、あるいは、この二つの学の共通性および相互援助について。(動物的感性の現象の概略的分析。身体において生じ、精神の現象に直接・間接に影響を及ぼす直接的感受作用ないし曖昧な知覚について。;魂のもつ幻像と結びついている精神の特定の機能や現象は、どのようにして身体に固有な傾向性や機能に影響を及ぼすことができるのか。)
著者等紹介
阿部文彦[アベフミヒコ]
1955年生まれ。早稲田大学非常勤講師。共訳に「人間の身体と精神の関係」がある
益邑斉[マスムラオサム]
1944年生まれ。早稲田大学非常勤講師。共訳に「人間の身体と精神の関係」がある
掛下栄一郎[カケシタエイイチロウ]
1923年生れ。早稲田大学名誉教授
大崎博[オオサキヒロシ]
1947年生まれ。早稲田大学非常勤講師。共訳に「人間の身体と精神の関係」がある
北村晋[キタムラススム]
1954年生まれ。早稲田大学非常勤講師。共訳に「人間の身体と精神の関係」がある
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