内容説明
本書は、「まちづくり協働システムの組織開発」のありかたについて、具体的に「まちづくり住民会議」という事例の徹底分析を通して、一般化モデルの可能性と条件について考察している。
目次
第1部 行政組織論の理論的枠組みの設定(現代組織論の現状と課題;組織と人間の共生関係;行政官僚制組織の統治能力の揺らぎと適応過程;自治体組織の変遷)
第2部 まちづくり協働システムの組織開発(地方分権と地方自治の現実態;地域環境の変化と自治体の自己革新;分権型社会における住民と行政の新しい関係;住民と行政を結ぶ中間組織 ほか)
第3部 変革主体としての自治体職員像(情報化・交流・分権型社会と自治体職員;分権時代に対応しうる自治体職員の能力開発)
著者等紹介
田中豊治[タナカトヨジ]
1948年長崎県生まれ。1973年青山学院大学大学院法学研究科修士課程修了。1977年東洋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得。東京電機大学、東京理科大学、気象大学校、東洋大学各講師、東邦大学医療短期大学助教授などを経て、現在、佐賀大学文化教育学部教授。社会学博士、西九州大学大学院、九州産業大学各講師。専攻は組織社会学、地域社会学、まちづくり社会学
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