内容説明
おもちゃには、運動や心理・精神的活動、グループ交流の促進、色や音、形の刺激など、いろいろな要素があります。本書では、そのような「おもちゃ」を「治療・訓練手段としての活動(アクティビティ)」と位置づけ、リハビリテーションでのおもちゃの使い方を述べています。どのような障害に、どのようなアクティビティ・トイが適しているかがわかるように、手を使う、指を動かす、足の運動、見る聞く触る感覚、認知構成能力、ヒーリング・癒し、コミュニケーション交流。の7項目について「おもちゃが促す効果」を表しました。そして、効果別に選定されたアクティビティ・トイ22種と、高齢者が楽しめるおもちゃ17種を紹介しました。
目次
第1章 おもちゃでリハビリテーション(リハビリテーションにおけるおもちゃの役割;作業療法とおもちゃ;おもちゃの分類(アクティビティ・トイの分析)
障害別おもちゃの選定と注意点)
第2章 アクティビティ・トイの紹介・実践(おもちゃで手の運動;おもちゃで指の運動;おもちゃで足の運動;おもちゃで感性豊かに;おもちゃで認知・回想;おもちゃで癒し;おもちゃでコミュニケーション;高齢者が楽しめるおもちゃ;おもちゃでリハビリQ&A)
著者等紹介
松田均[マツダヒトシ]
1962年秋田県生まれ。岩手リハビリテーション学院作業療法学科卒業。作業療法士。岩手大学人文社会科学研究科社会科学専攻(認知心理学・触運動覚に関する基礎的研究にて修士課程修了)。現在、財団法人岩手済生医会岩手リハビリテーション学院作業療法学科専任教員。もりおかこども病院非常勤講師、杏林会介護老人保健施設リハビリパーク非常勤リハスタッフ。日本作業療法士協会・認定作業療法士。日本応用心理学会、東北心理学会、日本イメージ心理学会会員。日本ボバース研究会A会員。岩手子どもを育てるおもちゃ展運営委員。岩手チェアスキークラブ会員。岩手リハビリテーション学院ではリハビリテーション概論、発達障害学、義肢装具学、環境適応論、作業療法研究法、木工などの講義担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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