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内容説明
両親の死後、セレニティは祖母の招待を受け、フランスのブルターニュを訪れる。母の生まれ育った美しいシャトーに心を奪われるが、それ以上に魅せられたのは、城主のクリストフだった。だがクリストフと祖母は、セレニティに過去の衝撃的な事実を告げる。アメリカ人である彼女の父親が、当時婚約者のいた母を奪ったばかりか、一族の宝としていたラファエロの絵を盗んだというのだ。亡き父の嫌疑を晴らそうと固く決意し、シャトーで暮らすことになったセレニティ。傲慢なクリストフに反感を覚えながらも、激しく惹かれていき―。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
メリーランド州に育つ。1981年『アデリアはいま』でデビュー。1998年に『マクレガーの花婿たち』でニューヨークタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌年には年間14作がベストセラーリスト入りを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
12
ノーラさんの作品は何冊かななめ読みしているのですが、これはちょっとイメージが違う気がします。初期の作品みたいですね。はかなげな見た目に反して強い意志を持ち、情熱的なヒロイン。両親が亡くなった後、母方の祖母の招待で訪れるフランスのお城。ヒーローはヒロインの義理のいとこで城の持ち主、伯爵さま。ヒーローとヒロインをけしかけ縁結びを企むおばあさまが結構曲者でした。自制心がありそうなヒーローがヒロインと親しくする男性に猛烈な嫉妬心を燃やすシーンににやり。なのに彼に嫌われていると思い込んでいるヒロインって純情?鈍感?2015/04/13
kiara
4
傲慢で高圧的なヒーローと無垢なヒロインという1982年のクラシックなロマンス。当時ならではの強引なヒーローにいらだち反抗しながら惹かれていく。現代ロマンスに慣れていると若干違和感(昔のヒーローは同意なくグイグイくるからとまどう。ヒロインもとまどってるところがリアル)があるけどフランス人男性らしい会話「ノン・デ・デュー!君はなんて危険な美酒なんだ」みたいなのが面白いし、消えた絵画の謎が明かされるところはとても素敵なシーンでした。2022/02/13