内容説明
長期にわたる「ひきこもり」と介助する家族の高齢化が、深刻な社会問題となっています。本書は、「ひきこもりとは何か」から説き起こし、ひきこもりの様々な事例をあげつつ家族および関係者のために、ひきこもり者のケアと支援の考え方・進め方を詳述します。家族にひきこもりの方がおられて、どうしたらよいかわからない時の対処法も詳しく紹介します。
目次
第1章 ひきこもり者とは
第2章 ひきこもりの原因としての暇な時間とストレス
第3章 ひきこもりと発達障害・精神障害
第4章 ひきこもりの相談支援をする
第5章 ひきこもりへの支援制度と医療
第6章 ひきこもりの支援の終了
第7章 ひきこもり者がなりやすい強迫性障害とPTSD(心的外傷後ストレス障害)
第8章 ひきこもり者とのよい会話法
第9章 不登校生徒をひきこもりにしないために―長期の不登校生徒を再登校へ・ある中学校の試み―
著者等紹介
田中和代[タナカカズヨ]
臨床心理士、社会福祉士、EMDR治療者。静岡市出身。福井大学大学院修了。小学校から大学までの教員、保育カウンセラー、スクールカウンセラー。東北公益文科大学(助教)では学生共育センター副室長で発達障害学生の支援を行った。現在、福井県坂井市のひきこもり支援員、一般社団法人福井コミュニティ協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。