日本文化の多様性―稲作以前を再考する

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784096262009
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「日本文化=稲作文化」ではない。日本は稲作中心の単一文化の国と捉えられてきたが、畑作(雑穀)文化や山の文化など、様々な文化が今も息づいている。アイヌの歴史にも触れつつ「多文化の日本」のあり方を考える。

内容説明

稲作一辺倒の視点を転換し、畑作文化、山と森の文化など、いくつもの基層文化をたどり、アイヌ民族の歴史を重ねあわせながらさぐる、多文化国家への道。

目次

第1章 日本文化=稲作文化ではない―日本農耕文化形成論へのアプローチ
第2章 日本文化の東・西の基層にあるもの
第3章 畑作文化の系譜
第4章 山と森が生み出した伝統文化―非稲作文化とその多様性
第5章 南からの日本文化―新・海上の道を考える
第6章 北からの文化と東北日本
第7章 日本文化の可能性をさぐる

著者等紹介

佐々木高明[ササキコウメイ]
1929年、大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。立命館大学助教授、奈良女子大学教授、国立民族学博物館教授、同館長をへて、1997年より同館名誉教授、および財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構理事長(2003年まで)。専攻は民族学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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蘇芳

2
穀物や神儀、農業の差違によって日本人の成り立ちを説いたもの。こうしてみると多民族国家「だった」とみえる。終盤では現在問題となっているアイヌ、これからのグローバルについて。2012/01/23

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