内容説明
「指導の個別化・学習の個性化」教育に長年取り組んできた著者が、Society5.0時代、予測困難なグローバル化する世界にふさわしい。一斉学習を越えた新しい授業づくりについて詳述。「個に応じた指導(個別最適な学び・協働的な学び)」のための10の学習プログラム、ウェビングの手法などを提案。
目次
第1部 “個別最適な学び”・“協働的な学び”の原型を現代教育史に探る(「指導の個別化」の原型は1960年代に始まるアメリカ連邦教育局の『「個別学習」プロジェクト』にある;「学習の個性化」の原型は戦後のイギリス教師たちが始めた『インフォーマル教育』にある)
第2部 「一斉授業・一斉学習」から「個別最適な学び・協働的な学び」へ(「一斉授業」は「個に応じた指導」に取って代わられるべき指導法である;「一斉学習」を読み替えて、「協働的な学習」を実現する)
第3部 グローバル化する世界の中で現代的な諸課題に対応する教育課程を作る(“個別最適な学び”と“協働的な学び”の一体的展開を目指す)
著者等紹介
加藤幸次[カトウユキツグ]
1937年、愛知県に生まれる。名古屋大学大学院、ウィスコンシン大学大学院修了。現在:上智大学名誉教授、日本個性化教育学会会長、グローバル教育学会顧問、前アメリカ教育学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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