内容説明
本書は、長年家庭裁判所調査官として少年事件を扱い、現在は第一級のカウンセラーとして教育相談・講演活動を行っている著者が、いじめ、登校拒否、家庭内暴力などの深刻な症例に立ち向い、次々と立ち直らせたカウンセリングの過程を綴ったものである。
目次
1 暴走族の息子とその母
2 撲っても子どもは眼を覚まさなかったが…―秀才が息切れをした時
3 いわれのない誤解から教師のいじめははじまった―「施設にやるぞ」と脅された中学生
4 女子中学生のカウンセラー
5 誤解が生んだ少女の登校拒否
6 諸悪の根源とさえ言われた高校生
7 叱って直すのはまちがいでした―息子にやる気をとりもどさせた母親
8 先生、助けてください!―凄絶な家庭内暴力はこのようにして消えた