内容説明
ロボットの「自由意志」を体験する。認知主義・現象学・脳科学・非線形力学を幅広くレビューし、ロボット実験を通して意識の萌芽の発生に迫る。工学構成論的ニューロロボティクス研究の名著に、新たな知見を加えた日本語版。
目次
第1部 心について(心にどこから手をつけるべきか?;認知主義;現象学;脳と脳科学入門;身体化認知モデル化のためのダイナミックシステムアプローチ)
第2部 創造的な心:ロボティクス実験からの知見(新しい提案;行動の結果から世界について予測的に学習する;感覚・運動フローの分節化によるミラー行動生成と認識;行動のための機能階層を発達させる;行動のための自由と意識化された認識 ほか)
著者等紹介
谷淳[タニジュン]
沖縄科学技術大学院大学認知脳ロボティクス研究ユニット教授。博士(工学、上智大学)。1981年に千代田化工建設(株)に入社、1993年より(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所の研究員、2001年より理化学研究所脳科学総合研究センターのチームリーダーを歴任し、2012年よりKorea Advanced Institute of Science and Technology(KAIST)の電子工学科教授に就任する。2017年に沖縄科学技術大学院大学に教授として就任し、認知脳ロボティクス研究ユニットを主宰する
山形浩生[ヤマガタヒロオ]
翻訳家、評論家。東京大学大学院都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および雑文書きに手を染める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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