東アジア仏教の生活規則 梵網経―最古の形と発展の歴史

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  • サイズ キク判/ページ数 523p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784653043362
  • NDC分類 183.86
  • Cコード C3015

出版社内容情報

明確な意図をもって書換えられた『梵網経』の歴史変遷に迫る。ニ十種をこえる経本の校勘から見えてくる経典の自律的発展史とは。東アジア仏教徒の日々の生活規則『梵網経』。中国で偽作されたその「最古」の形を策定し、明確な意図をもって書換えられた経典の歴史変遷に迫る。二十種をこえる経本の校勘から見えてくる偽作者の意図、そして経典の自律的発展史とは――西洋的仏教文献学の方法論に一石を投じ、新たな校勘研究を模索する。未公開資料(日本奈良朝写本)の録文も収録。


【目 次】

はじめに

第1章 『梵網経』の概略
第1節 仏教史の中の『梵網経』 『梵網経』の登場/主な菩薩戒経典/日本への伝播/十重四十八軽戒
第2節 偽経説と成立年代 望月信亨の偉業/偽経説の根拠/成立年代
第3節 主な注釈書
第4節 本書の構成とねらい

第2章 『梵網経』下巻の本文――最古形と後代の書換え

第3章 『梵網経』最古形の現代語訳――後代の主な書換えとともに

第4章 『梵網経』下巻の素材と注解

第5章 京都国立博物館蔵 天平勝宝九歳写本の録文

第6章 『梵網経』の思想と修正の歴史――本書の新知見
第1節 本経最古形の思想 「梵網」とは何か/「仏性」/「捨身」の是非/菩薩となれる者たち/「大乗経律」の思想/出罪法/「食肉」「五辛」を避ける理由/菩薩の一年
第2節 語彙と語法 「若仏子」/「心地」/「孝」と「戒」/偽経は偽経を生む/『優婆塞五戒威儀経』
第3節 『梵網経』の変遷 最古形の問題――曖昧さと不統一/書換えの理由/本経諸本と注釈の関係

第7章 結論――『梵網経』校本の意義

参考文献――『梵網経』の主な研究書と論文

あとがき

はじめに

第1章 『梵網経』の概略
第1節 仏教史の中の『梵網経』 『梵網経』の登場/主な菩薩戒経典/日本への伝播/十重四十八軽戒
第2節 偽経説と成立年代 望月信亨の偉業/偽経説の根拠/成立年代
第3節 主な注釈書
第4節 本書の構成とねらい

第2章 『梵網経』下巻の本文――最古形と後代の書換え

第3章 『梵網経』最古形の現代語訳――後代の主な書換えとともに

第4章 『梵網経』下巻の素材と注解

第5章 京都国立博物館蔵 天平勝宝九歳写本の録文

第6章 『梵網経』の思想と修正の歴史――本書の新知見
第1節 本経最古形の思想 「梵網」とは何か/「仏性」/「捨身」の是非/菩薩となれる者たち/「大乗経律」の思想/出罪法/「食肉」「五辛」を避ける理由/菩薩の一年
第2節 語彙と語法 「若仏子」/「心地」/「孝」と「戒」/偽経は偽経を生む/『優婆塞五戒威儀経』
第3節 『梵網経』の変遷 最古形の問題――曖昧さと不統一/書換えの理由/本経諸本と注釈の関係

第7章 結論――『梵網経』校本の意義

参考文献――『梵網経』の主な研究書と論文

あとがき

船山 徹[フナヤマ トオル]

目次

第1章 『梵網経』の概略
第2章 『梵網経』下巻の本文―最古形と後代の書換え
第3章 『梵網経』最古形の現代語訳―後代の主な書換えとともに
第4章 『梵網経』下巻の素材と注解
第5章 京都国立博物館蔵天平勝宝九歳写本の録文
第6章 『梵網経』の思想と修正の歴史―本書の新知見
第7章 結論―『梵網経』校本の意義

著者等紹介

船山徹[フナヤマトオル]
1961年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。京都大学人文科学研究所教授。プリンストン大学、ハーヴァード大学、ライデン大学、スタンフォード大学等において客員教授を歴任。専門は仏教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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天使

0
良書。2021/06/13

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