内容説明
浮かび上がる様々な問い。そして、問われる「私」。陽気・大家族・恋愛に奔放…多くのイメージに囲まれたイタリア。その実態とは?
目次
第1章 人類学者とフィールドワーク―調査地ロッカプリオーラ
第2章 なぜイタリアを、ロッカを選んだのか―研究者と調査地の力関係
第3章 フィールドでのさまざまな出会い―家族
第4章 見られているフィールドワーカー―ジェンダー・セクシュアリティ
第5章 「私」意識の生まれるところ―ローカル・コミュニティ
第6章 文化を理解することを、理解すること―人類学者の「根」
著者等紹介
宇田川妙子[ウダガワタエコ]
1960年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科文化人類学専門課程博士課程単位取得退学。修士(社会学)。国立民族学博物館准教授。専門は文化人類学。イタリアを中心とする南ヨーロッパを対象に、主にジェンダー/セクシュアリティ、家族などの私的領域に焦点を当てた調査研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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