内容説明
人類はなぜ移動するのか?出アフリカから数十万年の軌跡。国立民族学博物館(みんぱく)共同研究の最新成果を書籍化。考古学、自然人類学、文化人類学、遺伝学、言語学など諸分野の第一人者たちが人類移動の壮大な謎に迫る。
目次
第1章 人類の移動を考える(アフリカで誕生した人類の長い旅;ゲノムからみた人類の拡散と適応 ほか)
第2章 アフリカからアジアへ(ネアンデルタールからクロマニョンへの交替劇;熱帯地域における狩猟採集民の移動の特徴 ほか)
第3章 日本へ(港川人の来た道;縄文から弥生へ―農耕民の移動と新しい文化の誕生 ほか)
第4章 アメリカ大陸・オセアニアへ(最初のアメリカ人の移動ルート;DNAから追求する新大陸先住民の起源 ほか)
第5章 移動を検証する多様な技術(ことばから探る人の移動;歯が語る人類移動 ほか)
第6章 人類は移動する動物なり―総合討論(人はどのようなときに移動するのか;人の移動を支えるもの ほか)
著者等紹介
印東道子[イントウミチコ]
東京都生まれ。ニュージーランド・オタゴ大学人類学部博士課程修了、Ph.D.(人類学、オタゴ大学)。国立民族学博物館教授。専門はオセアニア考古学・人類学。1973年以降ミクロネシアを中心に発掘調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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