ビジュアル文化シリーズ
差別と向き合うマンガたち

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784653040132
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C1030

目次

第1章 マンガと表現(金髪で八頭身の鉄郎はいない!?―外面と内面の結びつき;あなたのマンガリテラシーはどれくらい?―絵柄の読み解きをめぐる比較文化論;「紅一点」が意味するもの―占いより当たる「見た目」の性格判断 ほか)
第2章 マンガと歴史叙述(学習マンガのなかの野蛮人―蝦夷の族長アテルイ;史実を越えた真実―『解体新書』と前野良沢;平安京の闇―安倍晴明をとりまく世界 ほか)
第3章 マンガと現代思想(世界の美しさと残酷さ―宮崎駿『風の谷のナウシカ』;他者の痛みによりそう―高屋奈月『フルーツバスケット』;快楽と痛みと―田口雅之・高見広春『バトル・ロワイアル』 ほか)

著者等紹介

吉村和真[ヨシムラカズマ]
1971年、福岡県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。京都精華大学マンガ学部准教授。専攻は思想史・まんが研究。「マンガを読む」という行為が日常生活の一部に定着するまでの歴史と、そのことが人間の思想や価値観・感性に与える影響について研究中

田中聡[タナカサトシ]
1964年、北海道生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、立命館大学・大阪樟蔭女子大学非常勤講師。専攻は日本古代史・日本史学史。「夷狄」と呼ばれた人々の実態や観念の検討を通じて、古代における自他認識の問題について考えている

表智之[オモテトモユキ]
1969年、大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都国際マンガミュージアム・京都精華大学国際マンガ研究センター研究員。専攻は思想史・マンガ研究。19世紀日本における古物趣味の興隆と歴史意識の転換や、ポップカルチャー経験と歴史認識の関わりなどに関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tkm66

1
出版された時、かなり画期的だった筈。もう14年前か!2007/09/16

あんこう

1
差別と漫画を取り巻く諸問題を取り上げた本。こんな研究いかがでしょうか、という例示集のような印象。3者3様の漫画の取り上げ方をしており、差別と特別関連していないように感じるものも多く、一冊の本にする必要があったのか疑問…。/「視覚的な漫画から、オノマトペによって(ときに過剰なほど)聴覚的影響を受ける」「漫画のヒットと描きこみの詳細・消費期限の関連」「キャラクターの名前のマニア性が読者共同体を作る」以上は差別と関連はないように思うが個人的に面白いと思った。2014/03/11

bb

1
差別を真正面から取り扱ったものよりもより一般的な評論が多い。2013/01/21

朱乃弥矢

0
筆者の考える(主に渦中となった漫画・作者擁護寄りの)方向に持っていこうとする意図があるように感じた。事実のみを列挙してある方が良かった2015/05/21

readtuktuk

0
★★★(たしかに表紙やタイトルがかたすぎて、読者層を狭めているかも。そこはもったいない)2009/07/08

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