内容説明
本書は、「デジタル価値連鎖」を体系的に解説します。デジタル技術は、越境C2C取引をグローバル化するとともに、デジタル課税や個人情報保護などの国際取引リスクも顕在化させました。本書では、「6つの新概念と7つの定量モデル」を示します。これは、インターネット上の潜在顧客をどのように実需顧客に育成するかの問題解決情報と、収益循環の数式モデルを明示し経営学エッセンスを人工知能に学習させる新しい概念です。本書は、「デジタル価値連鎖フレームワーク」によって、デジタル革新時代を生き残るために必須となる技術的、経営学的メカニズムを体系的に提示します。
目次
01 人工知能を実装するための技術的・経営学的エッセンス
02 デジタル価値連鎖のメカニズム
03 デジタル課税の構造的課題
04 企業の解決策:BEPS×GDPR時代の成功戦略
05 地域の解決策:実需と仮想通貨のバランスド経済圏
06 国の解決策:パーソントリップ2.0の社会資本化
著者等紹介
佐久間優[サクマスグル]
TIS株式会社サービス事業統括本部AI&ロボティクスビジネスユニットAI&ロボティクスサービス部プロデューサー。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程在籍。東北大学工学部卒。東京大学工学系大学院(都市工学修士)、ボストン大学経営大学院(経営情報システム理学修士)。モルガン・スタンレー証券、みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)等を経て事業法人に転身。パナソニック、カルソニックカンセイにてM&A/内部構造改革プロジェクトを多数推進。現職ではデジタル価値連鎖フレームワークを用いたデジタル無形資産の価値評価とコンサルティングサービスを推進中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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