感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
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二条ロス解消シリーズ第二弾。もとは国文の学生を対象にしたセミナー、論点を原文参照しながら解説してくれるのがとてもわかりやすい。◇とはずがたりの文体を、平安の女房のものに比べて冗長な感情表現を配したリアリズムと示す。流されながらも勝気でちゃっかりしていて、かつ引いた視点を併せ持つ二条の、現代人が共感しやすい性格づけはこの文体から立ち上ってきているのだな。◇この自律性。二条って、経済的にも自立してたんじゃないか?母方父方からの相続や、御所追い出されるときに後深草院からとか。この時代は女性も財産権があるのだし。2020/01/01
石ころ
1
卒論用に再読。2016/12/06
武蔵野大学読書部
0
卒論用に読んだ。『とはずがたり』の概要と歴史がわかる。2016/12/06
石ころ
0
再読。とはずがたりの特異性。中世乱れすぎ。2015/10/05
石ころ
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中世文学『とはずがたり』について。作者二条の性愛の乱れは中世という宮中が退廃的な時代の流れか。2013/07/07