出版社内容情報
〈本屋 本の木〉のかたすみで、本に積もったほこりから生まれた子ねこのルビ。
大きな魚をつかまえたいな! ある夜、ルビは、なかよしのトラねこチップスと、黒ねこマック・ロウと一緒に、釣り船に乗って、海に出ました。ところが、嵐がやってきたから、さあ、たいへん!━━みゃううっ、こわいよ、どうなっちゃうの?
海に投げだされ、小さな島にひとり流れついたルビ。そこに現れたのは、自然の中で、たくましく生きる島ねこのミーウと━━それから、なんと、空飛ぶねこ!?
なつかしい港町、仲間のねこたち、本屋〈本の木〉やモシモさんとも遠くはなれて、ルビの冒険がはじまりました。目に飛びこんでくる、すべてがめずらしい、おもしろい! 泣きたいときもあるけれど━━未来を信じて!
「本屋さんのルビねこ」シリーズ第8弾です。
【目次】
1 あたらしい便り/2 みゃうう、なにこれ?/3 でっかい魚が釣れたら/4 またしても逃げられた/5 海に近づかないように!/6 島なの、ここは?/7 嵐が連れてきたお客さん/8 食べて元気を出せ!/9 あれが? 空飛ぶねこ!/10 きみ、本が好きなの/11 あきらめるな、負けるな/12 七色の魚の旗だよ/13 ラジオから聞こえてきた/14 さあ、ルビの港町へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
1
シリーズ8。ルビ、ずいぶん大きくなったね。海釣りに出かけて、遭難してひとりぼっちになったのに、島ねこのミーウに助けてもらいながらよくがんばった!モシモさんもいない、ましてやいっしょに海に出たマック・ロウとチップスがいない状態で、よく怖さや悲しさに耐えられたこと、すごいです。海ねこたちのサポートも厚く、ちゃんと頼って、みんなが待つ街に帰れるよう考えたこと、えらいです。はらはらしながら読んで、空飛ぶねこになった時には思わずガッツポーズをしました。虹色の魚拓、モシモさんのお店に飾ってもらえたらいいね⁉︎2025/07/18