出版社内容情報
舞台は、江戸時代の旅籠。優太(わたし)は12歳で跡とり息子。最近、寺子屋で出会った清吾という侍の子といっしょに、旅籠に出没すると噂される幽霊をつかまえることになった。幽霊騒動をきっかけに、優太と清吾は仲良くなるが、一方、幼馴染の小町娘おきくをめぐって、二人のあいだには葛藤も生じる。やがて、幽霊の正体が明かされるとともに、清吾、おきく、そして優太それぞれが抱える家族の秘密も明かされる。友情と、恋愛と、成長を描く、心揺さぶられる青春時代小説。
内容説明
わたしが通っている寺子屋に、清吾という侍の子が新入りした。―高慢ちきで嫌なやつ。それが第一印象だった。友だちになる日がくるなんて、想像もできなかった…。友情、恋愛、成長、そして幽霊騒動…。心揺さぶられる青春時代小説。
著者等紹介
伊多波碧[イタバミドリ]
2001年作家デビュー。絶妙な語り口と、活き活きとしたキャラクター造形に定評がある。2023年「名残の飯」シリーズ(光文社時代小説文庫)で日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞を受賞
おとないちあき[オトナイチアキ]
イラストレーターとして文芸書や児童書など幅広いジャンルで、装画・挿絵を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。