出版社内容情報
乙巳の変(645年)にはじまる大化改新を推し進める中大兄皇子が、天智天皇として即位した。その政治を支えたのは、弟の大海人皇子だった。当時は一般的に、兄から弟へと帝位は継承されていた。しかし天智天皇は、息子の大友皇子に、帝位を継がせようとしていた。「天皇の位を得るためには、戦わなければなりません」大海人皇子の妻、?野讚良がささやく。天皇の位をめぐり、天下分け目の戦いが、はじまった!
内容説明
乙巳の変(六四五年)にはじまる大化の改新―。その政治改革を進める中大兄皇子=天智天皇を支えてきたのは、弟の大海人皇子だった。しかし、天智は、息子の大友皇子に帝位を継がせようとした。「天皇になるために、挙兵するのです」大海人皇子の妻、〓野讚良は強い意思をつたえ、帝位継承をめぐる、天下分け目の戦いがはじまった!
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー
斎賀時人[サイガトキヒト]
兵庫県出身・在住。嵯峨美術短期大学非常勤講師。フリーランスのイラストレーターとして活動。書籍の装画を中心にCD、広告、ゲーム等のアートワークを手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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