まど・みちおの絵本 水はうたいます

ｎａｋａｂａｎ【絵】/まど みちお【詩】

理論社（2023/11発売）

• サイズ B4判／ページ数 32p／高さ 28cm
• 商品コード 9784652205976
• NDC分類 E
• Cコード C8793

出版社内容情報

ひとしずくの水は、まるで透明な音符。それは集まり流れ、天にのぼり地に降って、歌いながら世界をめぐる。――童謡「ぞうさん」の詩人まど・みちおは、すぐそばにあるなんでもないことに奇跡を見出しつづけ詩に結晶していった。独特の空気感をかもしだし人気を博す画家nakabanがその詩に寄り添った、澄みわたる絵本のシンフォニー。没後10年を記念して刊行が続く「まど・みちおの絵本シリーズ」の一冊。

内容説明

まどさんは言う―。「『永遠』というものを言おうとしたとき、どう言えば『永遠』が言えるのか」―と。「どう言っても、どう書いても、言わないこととおなじようなものかもしれないんだけれども…、それでも、言ってみたいと思うんです」―詩人の思いと、画家の絵筆とが奏でる、澄みわたる絵本のシンフォニー。

著者等紹介

まどみちお［マドミチオ］
１９０９年、山口県に生まれる。１９３４年に雑誌に投稿した詩が北原白秋により特選に選ばれる。１９５１年に書いた「ぞうさん」は日本人に最も愛される童謡のひとつ。１９６８年にはじめての詩集『てんぷらぴりぴり』（大日本図書）を刊行。野間児童文芸賞を受賞する。『まど・みちお全詩集』（理論社）で芸術選奨文部大臣賞のほか多くの賞を受賞。１９９４年に日本人初の国際アンデルセン賞作家賞受賞。２００３年には日本芸術院賞受賞。詩作だけでなく５０代前半に数多くの抽象画を描く。その絵は２００３年に『まど・みちお画集　とおいところ』（新潮社）として刊行され話題をよんだ。２０１４年２月に１０４歳で永眠

ｎａｋａｂａｎ［ＮＡＫＡＢＡＮ］
１９７４年、広島県に生まれる。絵画、書籍の装画、文章、映像作品などを発表している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちえ]

ブック・サンタで帰省先の書店に行った時に「詩の絵本」コーナーの試し読みで。まどみちおの詩、一節一節につけられた絵が素晴らしく、何度も見入ってしまった。最後のページに詩の全文。（手元に欲しい…）と思いつつ自宅本棚状況を考え購入しなかったがやっぱり自分の手元に置きたい…。ブック・サンタに、とも思ったが小学生向けの本が不足気味とのことで別の本にしました。自宅近は大きい本屋がない為、帰省先の書店に行ったが、そこの児童書は殆どの本は試し読み以外ビニールがけで開けられません。都会の書店場所それ多いのでしょうか?

2023/12/06

[ヒラ[e-mail]]

どのページを開けても、水の風景が音符とともに浮かび上がってくるような絵本です。 探してみたら曲もあるようなので、歌い語りしても良いかも知れません。 まど・みちおさんの詩はとてもメロディアスです。 nakabanさんは、音楽家とライブ活動をされているそうなので、この絵本でもその一端が感じられます。

2024/02/13

[anne＠灯れ松明の火]

新着棚で。水のさまざまな姿を歌った、まどさんの詩。それを nakabanさんが絵で表現。水という、身近にある、当たり前のもの、かつ形のないものを、このようにとらえ、描き出すって、詩人も画家もすごい。他の方の感想から「せんねんまんねん」「くうき」との詩シリーズの新作だとわかった。「せんねんまんねん」は未読なので、読んでみたい。

2023/12/03

[ヒラ[e-mail]]

支援学校２年生に歌い聞かせしました。 ＭＤこども食堂で歌い聞かせしました。

2024/02/22

[ヒラ[e-mail]]

Ｃ事業所で読み聞かせしました。

2024/02/02