出版社内容情報
ここは、空にある、白くて大きなねこの雪男さんが店主の喫茶店。下界での命を終え、旅立ったいきものが集う、メニューのないお店です。このお客さんはどんなひとかしら? それぞれにぴったりな食べ物や飲み物を、さあどうぞ。
内容説明
ここは、そらにある、しろくておおきなねこが店主のきっさてん。下界をたびだったいきものがつどう、メニューのないおみせです。いらっしゃいませ。あなたにぴったりなたべものやのみものを、さあ、どうぞ。
著者等紹介
くまくら珠美[クマクラタマミ]
神奈川県生まれ。猫絵作家/画家/漫画家。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
206
タイトルと表紙絵に魅かれて読みました。くまくら珠美、初読です。天空で白くて大きなねこの雪男さんがマスターを務める喫茶店、来店客もメニューも大変魅力的です。一度、そらのきっさてんを訪れてみたいにゃあ(=^・・^=) https://www.rironsha.com/book/20458 https://kumakuratamami.com/welcome-to2021/10/20
MI
102
ぼくはねこのつぐちゃん。お供のはりーをつれて下界を出発して、ティアドロップ号に出かけるよ。仕事は星のこんぺーとうハンター。こんぺいとうを集めて、そらの喫茶店に持って行く。喫茶店の店主雪男さん。この喫茶店のネコたちはみんな背中に羽がはいてる。ネコの憩いの場。ご主人と市に分かれて寂しがってるネコ、ノラネコたちが集まる場所。コーヒーとともに星のこんぺいとうのかけらを振りかけるよ。そんな時、羽の生えてないネコが喫茶店に現れて、、。心がホッとする絵本。2023/10/05
☆よいこ
81
絵本。夜中、ねこのつぐちゃんは相棒のハリーと一緒に「そらのきっさてん」に行って働く。大きな白猫の雪男(ゆきお)さんは昔、つぐちゃんの人間家族と暮らしていた。今は下界での命を終えて、そらで喫茶店をしている。はじめてみるお客さんは捨てられたイヌ。常連のネコは飼い主の女の子が来るのを待ってるけど、気長に待つらしい。店の前に倒れていたネコはちょっと意地っ張り▽どなたさまも、ようこそ、〈そらのきっさてん〉へ。▽いろんなネコやイヌがいる。みんな幸せになって欲しい。2022/01/30
ぶち
79
すこし切ない絵本です。空にある喫茶店。下界での命を終え、旅立った生き物たちがお客様。どのお客様もさまざまに背負っているものがあります。いろいろと考えさせられます。店主は白くて大きな猫の雪男さん。雪男さんは耳が聞こえないのですが、お客様の話を受け、ぴったりな飲み物や食事を出してくれるんです。そのどれもが、下界の人や思い出とつながっているんです。犬のジョンには、"なみだのあじ おもいでのサイダー"が出されました。下界にいた頃の出来事や施設で良く吠えていた意味に、胸が締め付けられる思いがしました。2025/04/14
ままこ
78
『ほしのこんぺいとうハンター』から繋がっている〈そらのきっさてん〉店主は白くて大きな猫の雪男さん。ここは下界を離れた動物たちが集う喫茶店。犬のジョンの身の上話は切なすぎて涙がこぼれる。ラストの野良猫の話は良かった。2023/12/16
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