出版社内容情報
ここは、空にある、白くて大きなねこの雪男さんが店主の喫茶店。下界での命を終え、旅立ったいきものが集う、メニューのないお店です。このお客さんはどんなひとかしら? それぞれにぴったりな食べ物や飲み物を、さあどうぞ。
内容説明
ここは、そらにある、しろくておおきなねこが店主のきっさてん。下界をたびだったいきものがつどう、メニューのないおみせです。いらっしゃいませ。あなたにぴったりなたべものやのみものを、さあ、どうぞ。
著者等紹介
くまくら珠美[クマクラタマミ]
神奈川県生まれ。猫絵作家/画家/漫画家。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
203
タイトルと表紙絵に魅かれて読みました。くまくら珠美、初読です。天空で白くて大きなねこの雪男さんがマスターを務める喫茶店、来店客もメニューも大変魅力的です。一度、そらのきっさてんを訪れてみたいにゃあ(=^・・^=) https://www.rironsha.com/book/20458 https://kumakuratamami.com/welcome-to2021/10/20
MI
101
ぼくはねこのつぐちゃん。お供のはりーをつれて下界を出発して、ティアドロップ号に出かけるよ。仕事は星のこんぺーとうハンター。こんぺいとうを集めて、そらの喫茶店に持って行く。喫茶店の店主雪男さん。この喫茶店のネコたちはみんな背中に羽がはいてる。ネコの憩いの場。ご主人と市に分かれて寂しがってるネコ、ノラネコたちが集まる場所。コーヒーとともに星のこんぺいとうのかけらを振りかけるよ。そんな時、羽の生えてないネコが喫茶店に現れて、、。心がホッとする絵本。2023/10/05
☆よいこ
79
絵本。夜中、ねこのつぐちゃんは相棒のハリーと一緒に「そらのきっさてん」に行って働く。大きな白猫の雪男(ゆきお)さんは昔、つぐちゃんの人間家族と暮らしていた。今は下界での命を終えて、そらで喫茶店をしている。はじめてみるお客さんは捨てられたイヌ。常連のネコは飼い主の女の子が来るのを待ってるけど、気長に待つらしい。店の前に倒れていたネコはちょっと意地っ張り▽どなたさまも、ようこそ、〈そらのきっさてん〉へ。▽いろんなネコやイヌがいる。みんな幸せになって欲しい。2022/01/30
ままこ
76
『ほしのこんぺいとうハンター』から繋がっている〈そらのきっさてん〉店主は白くて大きな猫の雪男さん。ここは下界を離れた動物たちが集う喫茶店。犬のジョンの身の上話は切なすぎて涙がこぼれる。ラストの野良猫の話は良かった。2023/12/16
馨
71
すべての猫を愛するひとへの帯につられて読みました。出てくる猫たちの足細い(笑)。亡くなってしまった猫たちが集うそらのきっさてんで、私が出会ってきて亡くなってしまった猫たちが幸せにいることを思わずにいられません。2021/11/07