内容説明
始業式にちこくして、ガジュマルの木の上で歌っていた転校生はケイヤク子どもなんだって…!?長崎夏海がえがく風と光と子どもたち。南の島で新しい生活をはじめたレイナと島の子どもたちのすてきな出会い。
著者等紹介
長崎夏海[ナガサキナツミ]
1961年、東京都生まれ。1986年『A day』(アリス館)でデビュー。2000年『トゥインクル』(小峰書房)で第40回日本児童文学者協会賞受賞。2015年『クリオネのしっぽ』(講談社)で第30回坪田譲治文学賞受賞
いちかわなつこ[イチカワナツコ]
市川菜津子。1974年、東京生まれ。女子美術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
30
小学4年生のレイナは児童養護施設から引き取られて島にやってきた。ガジュマルの木に登り、「よんどころない」話をしてくれる。▽マイペースで空想好きなレイナは、まんま【赤毛のアン】じゃないか。2018/06/23
スノーマン
22
小3ムスメ読書感想文用に購入。たくさん級友がいれば気が合う子を選べるだろうけど、島にいる優愛には女の子の同級生さえいない。そこへ転入してくる同い年の女の子と聞いたのでウキウキ!だけどその子の摑みどころのなさと想像を超える行動に振り回される‥友達って何かな?ということと、島の自然いっぱいの情景が映画を観ているようで、そういう空気もムスメが感じてくれるといいなと思いつつ読了。これを読んで『里親制度』を理解できるとは言えないけど、いろんな立場の子供がいると知ることが出来る。2018/07/27
みさどん
18
人に勧められて読んだけど、いろいろ詰め込みすぎて、解決しないことだらけという結果に。島の小さな学校への転入生レイナは、もちろん注目の的。彼女の極端な個性に主人公は振り回されっぱなし。大人の事情は子どもには理解不能だろうし、レイナの言動の根底も想像以上だと思う。おもいきり自由な女の子って、憧れられるものだろうけれど、課題図書には不向きだと思える。2018/09/13
わむう
18
第64回青少年読書感想文コンクール課題図書。南の島にある主人公の優愛の学校にレイナという奇抜な女の子が転校してきた。児童養護施設から里子として引き取られ「お試しこども」であるらしい。昨年度の高学年向け課題図書「チキン!」と少し構成が似ているかも。2018/04/26
どら母 学校図書館を考える
18
里子?不登校?複式学級、いろいろ見所いっぱいの課題図書。 校区に児童養護施設のある学校、どうとらえるんだろう?ふと、思う。2018/04/22
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