内容説明
あたしは堀アンナ、十八歳。胸はそんなに大きくないけど、ぱっちりした目はちょっと自信アリ。探偵事務所で働くあたしは新人探偵。怖い所長に怒られてばかりだけど、このしょぼい(ごめんなさい!)事務所を、いつかピンカートン探偵社みたいにビッグにするのが夢。でもある日、突然耳が聞こえなくなってしまった。ショックを受けたのもつかの間、かわりに不思議な能力を手に入れて…。キュートな魅力炸裂の、連作短編ミステリー。
著者等紹介
鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』で作家としてデビューする。本格的なミステリーから歴史物やファンタジーまで作風は幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようかい2
11
初読みの作家さん。児童書?ヤングアダルト?息子がちょっと謎解きが好きなようなので読むかなと思い借りてきた。中学生にはちょっと早いか?あまり読んで欲しくないなぁ。人が亡くなりすぎ。タイトルに殺人事件がついているからと言っても多すぎるな。いくら児童書でも、もう少し凝った納得のいく謎解きが欲しかった。2016.32016/01/06
はるき
11
鯨作品らしくナンセンスな作品。安楽椅子探偵の設定がもはやギャグ寸前だ。小中学生向けにしても、もう少し凝った謎解きが欲しいな。2015/10/05
雅
9
笑えるミステリー。障害があったり辛い状況に置かれても前向きなら良いことがあるのかな⁉2018/03/20
OZ
7
以前「何でもかんでも、上手くいく主人公には共感できない」って話を聞いたことがあったのだけど、まさにそう思う。 この本の一章〜三章までの出だしはインパクトがあって良かったので思わず読み進めてしまったけど、四章からは主人公にとって都合のいい話が続くイメージしかなかったので少し残念。 この本のジャンルはミステリーなので、実はこの急なイメージ転換にも意味があったりするのかな?2023/05/31
ととろ
7
YAだけど、これ、小学校図書館に置いたらだめでしょ~!Cあたりで、実は主人公が悪人だったりするんじゃ?!と深読みしちゃったけど、全然違いました^^;耳が聞こえないとはいうけど、矛盾点もあり・・・って、大人が細かいとこ突っ込んじゃダメか。2013/12/17