出版社内容情報
シリーズ30万部!いよいよ三人が、熟年、50歳に。胸を打つシリーズ最終巻!国民的人気作、真の完結!
内容説明
ありがとうズッコケ三人組!age50シリーズついに完結!ハチベエ、ハカセ、モーちゃんはいつまでもズッコケ三人組!
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活にはいる。主な作品に、1978年発表の『それいけズッコケ三人組』をはじめとする「ズッコケ三人組」シリーズ(巖谷小波文芸賞)があり、2004年12月『ズッコケ三人組の卒業式』で完結した。ほかにも『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)、「お江戸の百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞)「ヒロシマ」三部作(日本児童文学者協会賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
63
3人組が50歳になり、世間でいう熟年に入るシリーズ最終巻。 最後だからなのか、厳しい現実と本の中身をリンクさせて送る。 広島で起きた土砂災害がズッコケの世界でも起こる。 ハカセの教え子たちが被災し行方不明者まで出る始末。 生々しいリアリティは、ある悲劇を起こす。 最後だから明るくという形でスッキリさせようとはしない。 とはいえ同窓会で終わらせて、クラスメイト達の動向を知れたのは良かった。 シリーズを読み進めていくうちに那須先生も訃報とのことで、改めてこのズッコケ3人組に感謝の意を送りたい。2021/10/07
ゆにこ
53
小学生の頃に大好きだったズッコケシリーズ。大人になってからもシリーズ最終の卒業式まで全巻読みました。が、中年編を未読なので分からない話が多く残念。中年編も全部読まねば。那須先生、素晴らしい作品をありがとうございます。お疲れ様でした。2016/02/17
そうたそ
44
★★☆☆☆ 長年続いた「ズッコケ」シリーズもついにこれを以って完結。自分の学生時代の思い出と共にある作品だという人も少なくないだろう。作者の言うように、年老いてネガティブなエピソードばかりが先立つ三人を見たくないという思いもあるので、ダラダラと続くよりこの辺で潔く完結という方がシリーズとしても確かにいいのかも。正直、「中年三人組」になってからは嘗てのシリーズほどの面白さを感じられなかったが、それでもやはり手にとっていたのは自分がこのシリーズが好きだからだと思う。この作品も内容としてはいまいちなのだけど。2016/02/17
百太
32
ズッコケ三人組。懐かし~。熟年になって続いてるのか。最終章が水害による 被災状況の話とは・・・・。とは言え。3.11前に“震災・災害”の本を検索して見つけた懐かしい3人に会えてよかった。 2018/03/05
ひさか
27
2015年12月刊。書下ろし。ズッコケ中年三人組シリーズが10冊あり、その続きとなる通算11冊めにして最終巻。2014年の広島土砂災害を扱って、終わっちゃいました。還暦のお話なんかまで行っても良かったのになぁと思います。2016/02/29