内容説明
いちばんみじかな「暮らし」のなかに、きみが、はじめてきみとして「生きる」すべてのことがある。ちょっぴり怠け者の“家事塾”主宰者がはじめておくる、ひとりで暮らすことのたしかさとゆたかさへの、やさしいレッスン。
目次
1時間目 「暮らし」とは「生きる」こと(あなたの身体は、あなたのものか;ひとりで生きるということ ほか)
2時間目 失われた、暮らしの土台(「本当の暮らし」とはなんだろう;「ないもの」はなにか ほか)
3時間目 私たちのための新しい暮らし(暮らしの土台を築くもの;「おばあちゃんの知恵」ブーム ほか)
4時間目 「家事塾」開校!!(自分の暮らしを生きる;「一人前」とはどういうことか ほか)
5時間目 「家出テスト」(実技テスト;常識テスト ほか)
著者等紹介
辰巳渚[タツミナギサ]
1965年福井県生まれ。神奈川県茅ケ崎市在住。お茶の水女子大学文教育学部卒。雑誌記者、書籍編集者を経てフリーランスに。おもに分筆を中心に、ライフスタイルの変遷の分析と予測、世代論、生産の論理・経済の論理を超えた「買い手論理」、について、そして新しい暮らしのルールやマナーなどをテーマに、物質的に豊かな世の中で、どうしたら心楽しく豊かに生きていけるかを、等身大の言葉で提言しつづけている。2007年より「家事塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみふみ
12
具体的でいて、心の持ちようを伝えたいのだろうが、文章が読みづらく言いたい事の核心がぼんやりした印象。息子に読んでもらったが、「で、言いたい事は?」っていう感想だった。何でもかんでもきっちりは出来ないけど、根っこの部分はしっかりさせて、自分らしく生活をしていきましょうという事と解釈した。2014/09/24
本好きです
11
著者の暮らしの哲学なんだなと思った。一人暮らしを既にしているけれど、なにかと自信を無くす息子に、まず毎日の生活リズムを整えて、無理はしなくても身の回りのことを自分でやってることで自信は付いてくるよと言ってやろう。 続けて一人で生きていく時に知っておいてほしいこと、をよみはじめた。家事塾、参加してみたかったな。去年の事故で著者のことを知ったが、惜しい人が早くに亡くなってしまった。2019/03/03
まーや☆彡
11
自立、とは「自律」する事。自分で考えて行動して、取捨選択する事。重曹とかエコとか昔に戻れとか便利な道具とか、流行に流されずに自分で選び、自分のやり方を確立する事が大事なのではないか。ああ、流行に左右されてる自分。耳が痛い!2015/10/13
まげりん
7
「た◯ごクラブ」を捨てたあの日から、多分は私はこの人の言う暮らしを始めたのだろう。大人になっちゃったから、「小難しい事を…」と思うけど、十代の頃に読んだら違ったかも。2016/07/10
倉敷川清流
7
「よりみちパン!セ」シリーズが好きで、「古本ながいひる」で見つけて購入しました。私が中学生の頃、この本を読んでいたらなぁ・・・。内容は同調できることばかりではなかったけれども、それは大人になったからなのか?子供の視点で読むと、また違った感想になったと思います。「家出テスト」、今の私でも難しいかも・・・。2016/03/08
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