内容説明
「どうしてセックスしてはいけないの？」「女子が体育館で見てる映画は何？」「包茎は手術したほうがいいの？」―青少年期に誰もが抱える悩みの数々。若者に伝えるべき本当の「セックス」とは何か？性教育の旗手みうらじゅんが放つ、童貞時代を生き抜くスタンダードついに完成。
目次
第１部 保健体育を学習するにあたって（義務教育の大切さ；「恥ずかしい」というセンス；童貞期に学ぶべきこと ほか）
第２部 現代社会と健康（健康の考え方；生活行動と健康）
第３部 生涯を通しての健康（思春期と健康；金玉と包茎；家庭生活と健康 ほか）
著者等紹介
みうらじゅん［ミウラジュン］
１９５８年京都府生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画誌「ガロ」でデビュー、以降、イラストレーターや漫画家としてだけではなく、エッセイスト、小説家、ミュージシャン、映画監督や音楽プロデューサーなど、ひとつのジャンルにおさまらない活動を展開しつづけている。その独自の着眼点からはさまざまな話題となる言葉が生まれ、一世を風靡した「マイブーム」は１９９７年度の日本流行語大賞を受賞した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ぶち
96
この本には"童貞時代時代を生き抜く知恵"が詰まっているんでしょうね。みうらじゅんさんのユニークな発想に満ちているのでしょうが、童貞時代時代を生きたことが無い私にはよく解りませんでした。金玉に支配されている男子は、"やりてーぜ" "入れてーぜ"という２大テーゼがあれば事足りるというみうらじゅん先生のお言葉には、男子はそんな中身しかないのか!?と失笑してしまいます。セックスのことばかり考えていると人生失敗する可能性が高く、そんな"金玉の支配からの卒業を目指すのが義務教育である"、という考えにはいたく納得です。2021/09/06
月讀命
60
学校の授業では決して教えてくれない『保健体育ⅡB第３分野』で使う教科書という感じの本ですね。（そんな科目は存在しない。）決して文部科学省の検定には絶対に通過しそうもない様な内容ですが、それだけに青少年にとって興味深い本であると思います。「どうして子供はセックスしてはいけないのか?」「女子だけが別教室で見てる映画は何なのか?」「包茎は手術した方がいいのか?」青少年期に誰もが抱える数々悩みに対し若者に回答を伝えるべく本当の性教育の本であると思います。・・・・・過激な事柄をあっさりした物言で迫る所が格好いい。2012/02/20
p.ntsk
52
みうらじゅん先生の保健体育は怪しい外国人のへんちくりんな日本紹介のようなズレ具合。いやズレというより全く異次元のアプローチ（笑）異星人が保健体育を解説しているようです。じゅん先生が提唱する２大テーゼ「やりてーぜ」「入れてーぜ」がやはり男性の本質なんでしょうか（笑）本来あるべき男性の姿の例が松崎しげる氏って笑ってしまいました。「ち〇ぽ」や「金〇」なんて単語が情け容赦なく登場するので公の場で読むのは要注意です（笑）。2015/08/17
sk4
36
大学受験生必携の『英文標準問題精講（旺文社）』は、ハイエク、ラッセル、アインシュタイン、スタインバック他がしたためた人類の知の宝ともいうべき世界第一級のテキストが居並び、もはや単なる英語の問題集と呼ぶにはあまりにも知的財産としての価値が高すぎる名著であることは有名です。 しかし、この本もそうです。（ウソです）2013/06/05
GAKU
27
みうらじゅんさんが私達男子の為に書いた保健体育の本。あのみうらさんですから、ほとんど性に関する下ネタ満載。読みながら思わず笑ってしまいました。「えー！例えばどんな事が書かれているの？」と問われても、とてもここでは書けないようなエロい話ばかり。しかしその中に実はみうらさんの真摯で、人間の本質を突いたメッセージが一杯詰まっていました。その中のひとつ、「愛とはボランティアのことでセックスは愛がなくてもできるが、下の世話は愛がなければできない。」2016/01/23
