出版社内容情報
友太が読んだ『逃げだせ王さま』は2ページ分がぬけていた。その謎をとこうとするうち、友太はふしぎな本の世界に入りこんだ！ 小学校中学年～中学生
内容説明
ある日とつぜん、“逃げだせ王さま”のなかの２ページが、ある者の手で消されてしまった―。ある者とは？ナゾを追いつめる友太のまえに、こわい白目の少年が現れる。友太はふしぎな世界にはいりこんでいきます。あること、ないこと、みなはんたい―すべてがさかさまの『はんたい学』ってなんだ？君は、知りたくないか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童！
9
ガワがこれじゃないんだけどなー。もっと恐ろしい絵だった。よくわからんよね。同じ本って何をもって決めるんだろうね。2024/06/27
ムーミン２号
7
『逃げだせ王さま』という童話のある２ページが消えていることから、主人公である小学四年生の吉村友太（よしむら ともた）がその謎を追う内に、作品世界に入り込んだり、現実世界で「はんたい学」を実践したり、というような冒険をすることになる。それだけならただの童話だが、この本で寺村輝夫さんは、人の言うことに合わせるだけでいいのか？ 自分がこうと思ったことができなくってもいいのか？ と問い質す。還暦過ぎてこんな本を読んでも、自分の今までの人生を後悔するばかりだが、若いうちに読めたとして、どれほど作者の意図が掴めたか？2023/04/02
timeturner
3
なんか・・・変。怖くて、わくわくするところもあるし、なるほどと納得するところもあるんだけど、どこかでねじれている。作者の観念だけが先走っているような気が。子どもに読ませたいとは思わないな。2014/05/11
本 読むぞう
2
これはほんとうに謎めいた本です、おとなになって読むと、ますます謎めいて感じます、こどものときにこの本を読まなかった人は、おとなになってから読めてラッキーですよ、2013/04/06
ひかみ
0
ファンタジー色が強い「王さまシリーズ」が幼稚園の頃から大好きでそれに慣れ親しんでから小学３年生位のときにこれを読んで衝撃的だった。あのかわいらしい絵のキャラクターが…凶悪…。表紙もハードカバーの方が怖くてそっちの方が好き。タイトルも印象的で寺村さん大好きだ。王さまシリーズを1冊でも読んでからこちらを読んで欲しい。でも王さまシリーズは子供のときに読まないと面白くないかな～…。2016/01/14
