内容説明
魏を倒し、漢を再興する―亡き劉備の志を受け継ぐ諸葛亮は、機が熟すのを待っていた。呉と同盟を結び、南蛮の反乱を平定する。魏では曹丕が倒れ、若い曹叡が跡を継ぐ。北伐へ向け、ついに起つときが来た!士気上がる蜀軍。しかし、その行く手に文武両道の天才児・姜維が立ちはだかった。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』でデビュー
中山けーしょー[ナカヤマケーショー]
画家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
19
南蛮の平定を描いた「南蛮征伐」から司馬懿との決戦を描いた「秋風五丈原」まで。シリーズ第9弾!歴史の流れ上仕方がないことですが、諸葛亮や趙雲以外の主要メンバーがすでに亡くなっている為、どうしても盛り上がりにかける。やはり馬謖や姜維では劉備たちの魅力には敵わないなと思う。とはいえ南蛮の王・孟獲の何度も懲りずに諸葛亮に立ち向かっていくところは、その根性を見習いたいと思いました。物語は次でいよいよ幕を閉じます。何だか寂しいです。★★★2011/10/18
カキ@persicape
10
1500冊目に似つかわしくないなんとブルーな読後感(笑)唯一の頼みの綱だった趙雲が.....そしてみんな死んでしまった( ;∀;)正直もう10巻読む気力がなくて困るレベル。有名どころの三国志小説って基本どこまで書いてるのかしら?児童書でページ数ないからこんなにダレるのか?それとも終盤にかけてペースダウンしてしまうこと自体が三国志あるあるなのか?これ切って吉川英治にいっちゃおうかと考えましたけど、せっかくなんで読み切りますよー。2017/05/27
朔麻
3
諸葛亮死す。五虎大将軍最後の一人趙雲も亡くなりましたよ。惇の息子はダメダメで、淵の息子は使える設定。「泣いて馬謖を斬る」はここかぁ。姜維が出てきたが、無双だと皆全盛期の男前で描かれているから年齢差が全く分からなかった。まぁ、結局これも覚えてはいられないのだろうが。孟獲や木鹿大王はここで出てくるのか。象に乗って弾き飛ばすのが楽しかったが、実際に読んでしまうと心臓痛いな…。これまで自分に弾き飛ばされていた兵卒たちと将たちよ、申し訳ない。今度からは少し考えて弾き飛ばすようにしよう。いよいよ残り1冊、次巻が最終巻2017/02/25
退院した雨巫女。
1
《私‐図書館》世代交代ですな。だんだん知ってるキャラクターが死んでしまい、子供たちは、父たちより、インパクトなく、ついにあの方まで亡くなるとは……。2012/01/21
Stella
1
南蛮征伐から諸葛亮の死まで。 この調子で次巻蜀漢滅亡で完結かな。2011/10/02
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- 和書
- 日本史の誕生 ちくま文庫