内容説明
天下三分の計を果たすため益州に攻めこむ劉備。曹操に涼州を奪われた馬超がその行く手を阻む。是が非でも合肥を領土に加えたい孫権は、大軍を擁し、張遼率いる曹操軍に襲いかかる。曹操が王位についたとの報せを受けた劉備は、漢王朝復興のため打倒曹操の決意を新たにする。蜀の旗のもと、漢たちは強大な敵に挑み続ける。蜀の旗に集いし漢たちの熱き戦い。怒濤の第7弾。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
12
天下三分の計を果たす為、益州に攻めこむ劉備たちを馬超が阻む「天下三分の計」から、曹操との漢中での戦いを経て劉備が漢中王と名乗る「五虎大将軍」までを描いたシリーズ第7弾!今回は何と言っても黄忠と厳顔のコンビが実に良かった!若い者にはまだまだ負けないという意地がいいですね!次巻は関羽に悲劇が訪れそうな予感。辛いけど続きが早く読みたいです。★★★★2011/02/09
book_stock
10
曹操を追い詰めた馬超を仲間に引き入れて、張飛、趙雲、黄忠、馬超、関羽という五虎大将軍が完成した。農民の出からよくここまで順調に成長したなとちょっと感心。ちょっと頭が固いところもあるけど、劉備の人間性の素晴らしさがうかがえる。黄忠と厳顔の老人コンビが良い。ここからどうなるのか・・・歴史を知っているからちょっと悲しくなってくるけど、続きが気になる!2019/04/06
カキ@persicape
9
あぁ分かったよ、ラストの描写って死亡フラグでしょ、覚悟しとくわ( ;∀;)劉備、恵まれすぎだよな。所々イライラするけど、人望で束ねるってスゴいと思う。比較して、曹操は合理的で敏腕社長のよう。曹操は好きだけど下で働きたくない(^^;;情熱大陸とかカンブリア宮殿の曹操軍に迫った特集をうちで興味深く眺めるくらいがちょうどいいかな(笑)あと3巻でひとまずこの物語はおしまいか、頭に入ってるから楽に読めるはずよ。次はどのジャンルのどういう方向性の三国志を読んでみるか迷うわ。2017/04/28
雨巫女。@新潮部
9
《私‐図書館》劉備と尚香が引き離されてしまった。三國になってこれからの駆け引き気になります。2011/04/26
ほう
2
馬超活躍。黄忠と厳顔の老年コンビも出番あり。次巻では関羽が…ってとこで終わる。2014/02/14