内容説明
満開の桃花の下、義兄弟の契りを交わした、劉備、関羽、張飛の三人は旅だちを決意する。時は、農民が貧苦にあえぐ後漢末期の中国。黄巾賊討伐の義勇軍に参加した劉備たちは、戦火を通じて、曹操や孫堅、呂布ら英傑との運命的な出会いを果たしていく…。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア、イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』でデビュー
中山けーしょー[ナカヤマケーショー]
画家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
19
封神演義や西遊記はジュブナイルだったりしたけれどちゃんと読んでいるのに、三国志は読んだ事が無かったので。多分知っている事が基礎教養な事も多いのかなあと思います。タイトルが桃園ってなんか可愛いなあと思って読んだけれど、結構有名なシーンでした。ちまちまと読んでいきたいと思います。2010/01/10
えと
16
三国志、初です。ベーシックなものを読みたくて、小前亮さんの三国志を発見。児童書です。小前亮さんは、以前、別の小説を読んだので、安心して読めました。さっぱりと。劉備、関羽、張飛。いいな~、ワクワクします。董たく、如何にも!なキャラですね。2017/03/11
退院した雨巫女。
14
有名な義兄弟の誓いをたてた桃園のシーンは、好きですね。やはり三国志は面白い。2011/01/08
book_stock
13
まずは中学生向けの本で楽しもうと思い読んでみた。登場人物や桃園の誓いの由来などを短時間で知ることができる。中学生向けということもあり、簡単な言葉が多くてわかりやすい。皇帝にお仕えするという思想が根付いていて面白いと感じた。「皇帝を救いだし民に優しい国を作る」という夢に燃える3人のワクワク感が伝わってきて、続きが気になった。2019/03/27
カキ@persicape
13
意外かもだが、私は中国史が嫌いです(爆)漢字覚えらんないもん(*'▽'*)年表暗記した上に小難しい漢字も覚えなきゃなんていやっ‼︎と日本史へ逃亡した過去。読書の入り口が英米文学&洋画好き属性で横文字キャラ文学は得意だが、三国志は苦戦して3度挫折。最初何故か北方版の方に2度食らいつき、吉川版でイケると感じたが自然消滅。なので児童書コーナーの薄いハイセンス三国志が光り輝いてた。親切なこれで読み切ります。昔はスルーだったが関羽好き。呂布カッコいい。あと成長して感想のバリエが増えた、呂布で無双乱舞してみたいww2017/04/20