出版社内容情報
16歳の夏、セリは祖母がタイの山岳民族の娘だと知る。バンコク、チェンマイ、ラオス国境とセリは熱いルーツを求めて旅に出た…。 小学校中学年~中学生
内容説明
ボーダーレスな少女小説テイクオフ。メコンの夕日を見に行こう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルーシー
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小学校の時に図書館で読んで以来何度も読み返してる。隠れた良作。16歳の誕生日に主人公のセリは、祖母がタイのある民族出身って事を知って自分のルーツを見つけにいくお話。異国情緒漂う感じがとても好き。シンガーソングライターのぶっとんだ父親やら元母親、ボーイフレンドのヒュー、そして火付け役の祖母トク、登場人物も魅力的。読み終ったらなんとなーくアジアを旅した気持ちになれます(笑)冒頭に出てきたトクのフランスパンにハムやらキュウリをチリソースで味付けしたサンドイッチ、食べてみたい。。2017/07/20
ybhkr
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1990年代の10代っぽい小説。そのころのCUTiEとかピーウィーとかオリーブとか読んでそうな女の子が主人公で、彼氏もかんたんに高校やめちゃって、時代だなーと。わたしはこの時代知ってるから楽しく読めたけど今の10代は共感できるのかな?浮草みたいな両親や登場人物。簡単に海外行っちゃう夏休み。テーマ、けっこう重いし、オチもない空気感小説だから、90年代の少女たちへ、というところ。2012/11/07