内容説明
主人公プルムは小学4年生の女の子。ハンナとミョンスは同級生です。なんとこの3人のお父さんたちは、昔、いなかで同級生だったのです。3人は、そんなこんなで、周りから比較され、仲違いしたり、嫌なことも経験します。そして、お父さんたちから聞かされる、「我々の幼いころは」という話も、説教にしか聞こえません。それで、いつも心のなかからは、モグラたたきのモグラのように、不平や不満が飛び出していたのです。けれども、お父さんの古い日記を読むことで、今まで理解できなかったお父さんたちの子どもの時の生活や、友情を深めるようになったいきさつを知ることになります。また、それだけでなく、今も、3人がいっしょに人助けをしているのを知るようになり、「お父さんに似たい」と思うようになるのです。
著者等紹介
イブン[イブン]
1956年、モッポ(木浦)に生まれる。1986年に「月刊文学新人賞」に童話『よよ』が当選。長編童話『教官先生はアマガエル』で、目高児童学賞を受賞した
イウンギ[イウンギ]
1967年、ソウルに生まれる。童話画を専攻
榊原咲月[サカキバラサツキ]
埼玉県に生まれる。弱冠12歳で韓国に留学し、語学院を経て中高、大学と、人生の半分を韓国で暮らしてきた。現在、編集や校正などをこなしながら、翻訳活動にいそしんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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